SHARP X1シリーズ

懐かしのパソコン

SHARP X1シリーズ

「X1」は1982年11月にシャープから発売された家庭用パーソナルコンピュータ。

1970年代に登場したホビー用マイコンがパーソナルコンピュータに姿を変えて一般家庭にも普及し始めた頃だった。

1970年代後半には日立の「ベーシックマスター」、シャープの「MZ-80K」、NECの「PC-8001」などが登場。御三家と呼ばれた。

1980年代になると、パソコンの高機能化が徐々に進み、新たな機種に人気がシフトする。

NECの「PC-8801」、富士通の「FM-7」、そしてこのシャープの「X1」。これらの機種は新御三家と呼ばれる。

シャープの「MZシリーズ」は部品事業部からの発売でしたが、「X1シリーズ」はテレビ事業部からの発売。

そのせいもあってか「X1シリーズ」は、ディスプレイテレビとの連携機能が優れており、それが人気の秘密でもありました。

専用ディスプレイテレビとの組み合わせで、テレビ画面とパソコン画面を重ね合わせる「スーパーインポーズ」や、キーボードからチャンネルコントロールができるなど、テレビ事業部の商品らしい個性でMZシリーズと差別化されました。

他社のパソコンにはない個性的な機能を付加したことで「X1シリーズ」はホビー用パーソナルコンピュータとして人気シリーズになります。

もうひとつ「X1シリーズ」の特徴としてよく語られるのが「クリーン設計」。

これは「MZシリーズ」とも共通の設計思想で、パソコンの電源を投入すると、まず最初にIPL (Initial Program Loader) が起動し、FDDなどの周辺機器よりプログラムを読み込みにいきます。

システムプログラムをROMには持たず、RAMに読み込んで起動します。

起動には読み込み分の時間が掛かりましたが、このクリーン設計が「X1シリーズ」に柔軟性と拡張性を持たせることになりました。

当時の8ビットパソコンの基本ソフトである「BASIC」のバージョンアップなんかも簡単にできたわけです。

他社のパソコンではBASICプログラムをROMに収めていたため、簡単にはバージョンアップはできなかったのです。

初代X1は、オプションのGRAMを増設すれば640×200ドットで8色表示が可能に。その後の機種ではGRAMは標準装備となる。

そして標準で8オクターブ三重和音のサウンド出力が可能で、ゲームをプレイするのに最適なパソコンだった。

やはりこの頃のパソコンはゲーム性能がハードウェアの売れ行きを左右した。

ユーザーは「X1シリーズ」にするか、「PC-8801シリーズ」にするか、「FM-7シリーズ」にするか、価格、性能、ソフトウェアのトレードオフで悩みに悩んだわけです。

SHARP X1シリーズ仕様

SHARP X1(初代)仕様一覧

CPU Z-80A 4MHz
80C48(キースキャン用)
80C49(テレビコントロール、カセットコントロール用)
ROM モニター(IPL) 4KB
キャラクタゼネレータ 2KB
RAM プログラム用 64KB
テキスト用V-RAM 4KB
ユーザー定義キャラクタジェネレータ 6KB
グラフィック用V-RAM 48KB(オプション)
テキスト表示 80文字×25行、40文字×25行
反転文字、点滅文字、縦2倍・横2倍・縦横2倍可能
カラー8色(文字毎に設定可能)
グラフィック表示
(オプション)
640×200ドット1画面、320×200ドット2画面
カラー8色(ドット毎に設定可能)
640×200ドット3画面、320×200トッド6画面
カラー8色(1画面単位に設定可能)
画面合成 テキスト画面とグラフィック画面
テキスト画面とグラフィック画面とテレビ画面
テキスト画面とグラフィック画面とビデオ画面
プライオリティ機能 テキスト画面とグラフィック画面の各色に対して
優先順位がつけられる
バックグラウンドカラー 8色指定可
ビデオ出力 RGBセパレート出力方式
カセットテープデッキ 内蔵(電磁メカ)
データ転送方式/シャープPWM方式
データ転送速度/2700ボー
オーディオカセットテープ使用
サウンド出力 8オクターブ3和音
音声出力 8cm丸形スピーカー300mW
プリンタインタフェイス セントロニクス準拠8ビットパラレル
ジョイスティックインタフェイス 2個
拡張I/Oポート(オプション) 4ポート(本体内に収納可能)
時計機能 内蔵(電池にてバックアップ)
電源 AC100V(50/60Hz)
消費電力 28W
外形寸法 本体:幅390×奥行331.5×高さ108(mm)
キーボード:幅391×奥行188.5×高さ52.5(mm)
プログラム言語 SHARP Hu BASIC

1982年に登場した初代X1はグラフィック用のV-RAMをオプションにしていました。

記憶デバイスはカセットデータレコーダ。

サウンド機能はPC-8801のBEEP音に比べればよかったもののまだモノラルの8オクターブ3和音のみ。

それでもユーザーがキャラクタを定義できるPCG機能があったおかげで動きのあるゲームも作りやすかったのです。

SHARP X1turboⅢ仕様一覧

CPU Z-80A 4MHz
80C49(キースキャン用)
80C49(テレビコントロール、カセットコントロール用)
ROM BIOS ROM 32KB(うちIPL4KB)
キャラクタジェネレータ 8KB
漢字ROM 256KB
RAM プログラム用 64KB
テキスト用V-RAM 4KB
ユーザー定義キャラクタジェネレータ 6KB
アトリビュート用V-RAM 2KB
グラフィック用V-RAM 96KB
テキスト表示 80文字×25行、20行、12行、10行
40文字×25行、20行、12行、10行
反転文字、点滅文字、縦2倍・横2倍・縦横2倍可能
カラー8色(文字毎に設定可能)
日本語表示 文字構成/16×16ドット
文字種類/JIS第1、第2水準漢字、6349種を含む6672種
画面構成/40文字×25行、20行、12行、10行
20文字×25行、20行、12行、10行
グラフィック表示 カラー8色(ドット毎に設定可能)
640×400ドット1画面、320×400ドット2画面
640×384ドット1画面、320×384ドット2画面
640×200ドット2画面、320×200ドット4画面
640×192ドット2画面、320×192ドット4画面
カラー8色(1画面単位に設定可能)
640×400ドット3画面、320×400トッド6画面
640×384ドット3画面、320×384トッド6画面
640×200ドット6画面、320×200ドット12画面
640×192ドット6画面、320×192ドット12画面
画面合成 テキスト画面とグラフィック画面
テキスト画面とグラフィック画面とテレビ画面
テキスト画面とグラフィック画面とビデオ画面
プライオリティ機能 テキスト画面とグラフィック画面の各色に対して
優先順位がつけられる
パレット機能 図形、文字の色を瞬時にかえられる
ユーザー定義の
キャラクタゼネレータ
256種のパターン定義可能
ドット単位色指定可能
黒色制御 8色中1色を黒に変換可能(テキスト画面)
青と透明の2色を黒に変換可能(グラフィック画面)
バックグラウンドカラー 8色指定可
ビデオ出力 RGBセパレート出力方式、コンポジット出力方式
フロッピーディスクドライブ 5インチミニフロッピーディスクドライブ2基内蔵
記憶方式/両面高密度、両面倍密度
記憶容量/1MB×2(2HD時)、320KB×2(2D時)
デジタルテロッパ機能 出力レベル/NTSC方式準拠、1.0Vp-p/75Ω
端子/RCAピンジャック×2(映像入力、映像出力)
サウンド出力 8オクターブ3和音
プリンタ I/F セントロニクス準拠8ビットパラレル
フロッピーディスク I/F 内蔵
RS-232C I/F 内蔵
マウス I/F 内蔵
ジョイスティック I/F アタリ社仕様2個使用可能
拡張I/Oポート 2ポート
時計機能 内蔵(電池にてバックアップ)
電源 AC100V(50/60Hz)
消費電力 定格27W、最大39W、待機時5W
外形寸法 本体:幅390×奥行390×高さ108(mm)、9.5kg
キーボード:幅390×奥行189×高さ35(mm)、1.3kg
プログラム言語 CZ-8FB02 V1.0(漢字HuBASIC)
CZ-8FB01 V1.0、CZ-8CB01 V1.0

1984年10月登場のX1turboシリーズになって表示画面に400ラインのハイレゾが使用できるようになりました。

漢字ROMを標準搭載しBASICからも漢字が使えるように。

記憶デバイスにはフロッピーディスクドライブが標準搭載されるようになり、カセットデータレコーダはオプションになります。

SHARP X1turboZⅡ仕様一覧

CPU Z-80A 4MHz
80C49(キースキャン用)
80C49(テレビコントロール、カセットコントロール用)
ROM BIOS ROM 32KB(うちIPL4KB)
キャラクタジェネレータ 8KB
漢字ROM 256KB
RAM メインRAM 128KB
テキスト用V-RAM 4KB
アトリビュート用V-RAM 2KB
グラフィック用V-RAM 96KB
ユーザー定義キャラクタジェネレータ 6KB
テキスト表示 80文字×25行、20行、12行、10行
40文字×25行、20行、12行、10行
カラー64色中8色(文字毎に設定可能)
反転文字、点滅文字、縦2倍・横2倍・縦横2倍可能
グラフィック表示
(コンパチモード)
カラー8色(ドット毎に設定可能)
640×400ドット1画面、320×400ドット2画面
640×384ドット1画面、320×384ドット2画面
640×200ドット2画面、320×200ドット4画面
640×192ドット2画面、320×192ドット4画面
カラー8色(1画面単位に設定可能)
640×400ドット3画面、320×400トッド6画面
640×384ドット3画面、320×384トッド6画面
640×200ドット6画面、320×200ドット12画面
640×192ドット6画面、320×192ドット12画面
グラフィック表示
(マルチモード)
標準解像度
320×200ドット 4096色 1画面
320×200ドット 64色 2画面(同時表示可能)
640×200ドット 64色 1画面
高解像度
320×200ドット 64色 2画面
320×400ドット 64色 1画面
640×200ドット 8色 2画面
640×400ドット 8色 1画面
※カラーはいずれも4096色中
日本語表示 画面構成/40文字×25行、20行、12行、10行
20文字×25行、20行、12行、10行
反転文字、点滅文字、縦2倍・横2倍・縦横2倍可能
画面合成 テキスト画面とグラフィック画面
テキスト画面とグラフィック画面とテレビ画面
テキスト画面とグラフィック画面とビデオ画面
インターレーススーパーインポーズ機能
40字×25行全角漢字表示モードテキスト画面と
テレビ/ビデオ画面のスーパーインポーズ可能
プライオリティ機能
(コンパチモード)
テキスト画面とグラフィック画面の優先順位を
グラフィック画面の色ごとにつけられる
プライオリティ機能
(マルチモード)
テキスト画面とグラフィック画面の優先順位を
画面ごとにつけられる
パレット機能 テキスト/64色中8色
グラフィック/8色中8色
パレット機能
(マルチモード)
グラフィック/
4096色中4096色
4096色中64色
4096色中8色
バックグラウンドカラー 8色指定可能
バックグラウンドカラー
(マルチモード)
4096色指定可能
黒色制御 8色中1色を黒に変換可能(テキスト画面)
青と透明の2色を黒に変換可能(グラフィック画面)
透明色のみ黒に変換可能(ボーダーカラー)
ビデオ出力 アナログRGB出力
デジタルRGBセパレート出力
コンポジット出力
PCG ユーザー定義キャラクタジェネレータ256種定義可能
カラー画像デジタイズ
(マルチモード)
画面モード
320×200ドット 最大4096色 1画面
320×200ドット 最大64色 2画面
640×200ドット 最大64色 1画面
カラー画像デジタイズ
(マルチモード)
トリック取り込み
量子化
4096色(各色4ビット階調)
512色(各色3ビット階調)
64色(各色2ビット階調)
8色(各色1ビット階調)
モザイク
縦方向1,2,4,8,16,32ドット
横方向1,2,4,8,16,32,64ドット
反転
取り込む色を反転する
クロマキー合成
(マルチモード)
8色の色指定可能
テロッパ機能 表示画面をビデオ録画可能
サウンド出力 FM音源:8オクターブ8和音(ステレオ)
PSG音源:8オクターブ3和音(モノラル)
フロッピーディスクドライブ 5インチ 1MB/320KB両用ドライブ×2ドライブ
ディスプレイ I/F アナログRGB、デジタルRGB
プリンタ I/F セントロニクス準拠8ビットパラレル
専用カセット CZ-8RL1用
ジョイスティック I/F アタリ社仕様2個使用可能
シリアル I/F RS-232Cに準拠
その他 I/F マウス、拡張FDD
拡張I/Oポート 本体内に2ポート
時計機能 内蔵(電池にてバックアップ)
電源 AC100V(50/60Hz)
消費電力 定格32W
外形寸法 本体:幅390×奥行390×高さ108(mm)、9.0kg
キーボード:幅390×奥行189×高さ35(mm)、1.3kg
ソフトウェア NEW Z-BASIC(CZ-8FB03)
X1turbo BASIC(CZ-8FB02)
グラフィックツール
FM音源ミュージックツール

1986年12月に登場したシリーズ最上位機種のX1turboZシリーズ。

ライバル他社の高性能化に追従するように表現力をパワーアップ。

8ビット機では標準だった8色表示は、4096色まで拡張され、サウンドもついにFM音源が標準搭載されました。

しかし、1987年にシャープから、妥協なきホビーマシン「X68000」が登場し、8ビット機の時代は終わりを迎えます。

SHARP X1シリーズ一覧表

SHARP X1シリーズ

機種名 型番 発売年月 価格 主な仕様
X1 CZ-800C 1982年11月 155,000 初代機、グラフィックRAM (G-RAM) はオプション
X1C CZ-801C 1983年10月 119,800 本体・キーボード一体型
X1D CZ-802C 1983年10月 198,000 3インチFDD1基搭載
X1Cs CZ-803C 1984年7月 119,800 X1Cのプロッタプリンタ用スペースに拡張用I/Oポートを2基内蔵
X1Ck CZ-804C 1984年7月 139,800 X1Csに漢字ROMを搭載
X1F model10 CZ-811C 1985年7月 89,800 データレコーダー内蔵
X1F model20 CZ-812C 1985年7月 139,800 5インチ(2D)FDD×1基内蔵
X1G model10 CZ-820C 1986年7月 69,800 データレコーダー内蔵
X1G model30 CZ-822C 1986年7月 118,000 5インチ(2D)FDD×2基内蔵
X1 twin CZ-830C 1987年12月 99,800 HE-SYSTEM(PCエンジン)内蔵のハイブリット機

1982年に登場した初代X1から、C、D、F、Gとマイナーチェンジしていきます。

最後に発売された「X1 twin」は「HE SYSTEM(PCエンジン)」と合体した異色のパソコンでした。

SHARP X1tuboシリーズ

機種名 型番 発売年月 価格 主な仕様
X1turbo model10 CZ-850C 1984年10月 168,000 データレコーダー内蔵
X1turbo model20 CZ-851C 1984年10月 248,000 5インチ(2D)FDD×1基内蔵
X1turbo model30 CZ-852C 1984年10月 278,000 5インチ(2D)FDD×2基内蔵
X1turbo model40 CZ-862C 1985年7月 258,000 5インチ(2D)FDD×2基内蔵
X1turboⅡ CZ-856C 1985年11月 178,000 X1turbo model30と同仕様の廉価版
X1turboⅢ CZ-870C 1986年11月 168,000 FDDが2HD/2D両対応になった

X1turboシリーズは1984年に登場してⅡ、Ⅲとマイナーチェンジしていきます。

マイナーチェンジの内容的には基本仕様は変わらずコストダウンとわずかな機能アップでした。

SHARP X1tuboZシリーズ

機種名 型番 発売年月 価格 主な仕様
X1turboZ CZ-880C 1986年12月 218,000 8ビット最高峰として発売されたturboZ初代機
X1turboZⅡ CZ-881C-BK 1987年12月 178,000 RAM64KB追加、New Z-BASIC同梱
X1turboZⅢ CZ-888C-BK 1988年12月 169,800 X1シリーズ最終機種、turboZⅡの廉価版

シリーズ最後に登場したのが1986年発売のX1turboZシリーズ。

グラフィックやサウンドなど、AV機能を大幅に強化して登場。

毎年12月にマイナーチェンジ版が発売され、全3機種が登場した。

SHARP X1シリーズカタログ広告

【SHARP X1(初代)】

※SHARP 「パソコンテレビX1」カタログより

グラフィック表示するためのGRAMはオプションで32,000円。

本体+GRAM+専用ディスプレイのセットで30万円だった。

【SHARP X1C】

※SHARP 「パソコンテレビX1C」カタログより

キーボード一体型の本体にしてオプションだったグラフィックRAMを標準装備。

【SHARP X1D】

※SHARP 「パソコンテレビX1D」カタログより

当時はカセットレコーダが主流でまだ少なかったが外部記憶装置に3インチFDDを装備。

【SHARP X1F】

※Oh!X広告より

カセットデータレコーダ内蔵モデル(Model10)と5インチFDD1基内蔵モデル(Model20)の2機種を用意。

X1シリーズで初めて5インチFDDモデルが登場した。

【SHARP X1G】

※Oh!X広告より

X1FからさらにコストダウンしてFDD2基内蔵のモデル30でも定価118,000円になった。

初のジョイパッド同梱モデル。

【SHARP X1 twin】

※Oh!X広告より

キャッチコピー「これがX1誕生5年目の解答です。」

X1シリーズ最後の機種は、ゲームシステム「HE SYSTEM(PCエンジン)」とのコラボマシン。

ゲーム機との一体型化に批判の声もありましたが、1982年登場の基本設計ではこの辺りが限界だったのではないかと思います。

【SHARP X1turbo】

※SHARP 「X1turbo」カタログより

漢字ROMを標準装備し、表示画面は400ラインのハイレゾ化に対応した次世代マシン「X1turboシリーズ」が1984年に登場。

BASICも日本語に対応する。

【SHARP X1turboZ】

※SHARP 「X1turboZ」カタログより

FM音源標準装備や4096色表示など、AV機能を大幅に強化した「X1turboZ」シリーズが1986年12月に登場。

X1シリーズの最高峰モデルとして登場したが、8ビットパソコンの時代は終盤に差し掛かっており、同じSHARPからは次世代16ビット機の「X68000」が登場したこともあり、対応ソフトはあまり発売されなかった。

SHARP X1シリーズゲームソフト

人気の8ビットパソコンだった「X1シリーズ」には多くのソフトハウスからゲームソフトが発売されました。

8ビットパソコン登場当初の人気ジャンルはアクションゲームやパズルゲームなど。

時を経て表示画面の表現力向上によりアドベンチャーゲームやロールプレイングゲームなどへと人気が移り。

「ハイドライド」や「ザナドゥ」などのアクション要素のあるアクションロールプレイングゲームなどもヒットしました。

そして8ビットパソコン時代後半になるとシミュレーショゲームが登場してきます。

パソコン画面の高精細化や処理能力の向上、記憶デバイスの容量アップなど、高性能化に伴い、人気ジャンルも変化していきました。

【チョップリフター】

「チョップリフター」X1版は1985年にソフトプロから発売された。

原作はAppleⅡ用にブローダーバンド社が発売した横スクロールヘリシューティング。

ヘリコプターを操縦して地上の収容所を破壊し、捕虜を救い出すのが目的。

ヘリコプター独特の浮遊感がこのゲームの難しさでもあり楽しさでもある。

【フロントライン】

「フロントライン」X1版は1983年にニデコムから発売された。開発元はキャリーラボ。

原作はタイトーのアーケードゲーム。縦スクロール型のアクションシューティングだ。

アーケードゲームでは操作スティックにダイヤルスイッチがあり、拳銃や手榴弾の攻撃方向を操作した。

X1のほかにもFM-7やPC-8801にも移植された。

【サンダーフォース】

「サンダーフォース」はテクノソフトが1983年に発売したパソコン用シューティングゲーム。

シリーズ化され家庭用ゲーム機にでも販売されたが、その記念すべき第1作品がX1版だった。

基本的にはゼビウスのシステムを踏襲したシューティングだったが、8方向にスクロールするところは斬新だった。

X1シリーズにはPCG(プログラマブルキャラクタジェネレータ)という、ユーザー定義文字機能があったため、8色フルカラースクロールが実現できた。

【ゼビウス】

「ゼビウス」は1983年1月にナムコからリリースされたアーケードゲーム。

大ヒットした本作は縦スクロールシューティングの元祖的存在で多くのシューティングゲームに影響を与えた。

多くのパソコンやゲーム機へと移植されたが、その第1作目がX1版だった。

ハードウェアスクロールもスプライト機能もなく、シューティングゲームが苦手だった当時の8ビットパソコン。

X1の持つPCG機能を利用してカクカクとした段階スクロールながらも、なんとか遊べる作品に仕上がっています。

発売元は電波新聞社。

当時のパソコンではキーボードのみで遊べるゲームが多かったためジョイスティックはあまり普及していなかった。

「ゼビウス」はさすがにキーボードでのプレイでは厳しく、小型ジョイスティックも同時発売し、同梱版なんかも売られていました。

【1942】

「1942」はカプコンが1984年にリリースしたアーケードゲーム。

プロペラ機を操作して敵機の攻撃をかいくぐり撃破する縦スクロールシューティング。

太平洋戦争を舞台としており、敵はなんと日本海軍だ。

アーケードゲームで人気だった本作はまずファミコンへと移植された。

その後、MSXやFM-7、PC-8801、X1などの8ビットパソコンで移植版が発売された。

パソコン版の発売元はカプコンではなくアスキーからだった。

【ハイドライド】

「ハイドライド」は1984年にT&Eソフトが発売したロールプレイングゲーム。

ARPG(アクティブロールプレイングゲームまたはアクションロールプレイングゲーム)というジャンルを確立した名作でもある。

大ヒットとなった本作は、新御三家の3機種をはじめ、MSXやMZ2500などの主要な8ビットパソコンで発売され、200万本を売り上げたといわれている。

【グラディウス】

「グラディウス」は1985年にコナミがリリースしたアーケードゲーム。

ワンランク上の美麗なグラフィックとパワーアップするシステムを導入し、横スクロールシューティングの代表作となる。

コナミを代表するタイトルのひとつ。

当時の8ビットパソコンへの移植はアーケードゲーム基板との性能差がありすぎて難しかったが、それでもMSX,PC-8801、X1の3機種で発売された。

中でもX1版は遊べるレベルでシューティングゲームへの強さを証明した。

とはいえ、直後にX68000版が本体に添付され、マシン性能の差をまざまざと見せつけられることになるのだが。

【ドラゴンバスター】

「ドラゴンバスター」はナムコが1985年にリリースしたアーケードゲーム。

横スクロール式のアクションロールプレイング。

フィールドマップで進む道を決め、ダンジョンや塔のモンスターを倒しながらドラゴン山を目指す。

武器は剣とスクロールの魔法、シールドやポーション、ヒットポイントアップのキノコなどのアイテムもある。

兜割りや垂直切りなど剣での攻撃方法や、斜めジャンプ、2段ジャンプ、2段階の速さがある走りなど多彩なアクションが楽しめる。

8ビットパソコンでまず先に移植版が発売されたのがX1。発売元は電波新聞社。

他機種ではスクロールを諦め、画面切り換え式など苦肉の策で移植したが、X1版は妥協なくスクロールまで再現された。

【ウイバーン】

「ウイバーン」はアルシスソフトウェアが1986年に発売したパソコン用アクションロールプレイングゲーム。

当時人気だったいろいろなゲームの要素を取り入れたアルシスソフトの意欲作だ。

画面内を自由に移動できる横スクロールのマップ。

自機は飛行形態、人型ロボット形態、タンク形態と3種類の形態に変形するロボット。

マップ内で敵キャラに触れると戦闘シーンへと移行する。

ビル内部に入ると3Dダンジョンになってマップ画面を見ながら移動。

内部の敵キャラは巨大なモンスター。

ひとつぶで何度もおいしいごちゃまぜゲームでしたが、そのストーリーやゲーム性は意外としっかりとしており、最後まで楽しめるRPGでした。

【ギャラクシアン】

「ギャラクシアン」はナムコが1979年11月に発売したアーケードゲーム。

スペースインベーダーのような面クリア型、画面固定式のシューティングゲーム。

8ビットパソコンではPC-8801を筆頭に、MSX、X1、FM-7で移植版が発売された。

X1版ではキャラクタ画面とグラフィック画面の2枚重ねができるため、背景を流れる星とキャラクターの動きがとても速くスムーズに表現できていました。

【マッピー】

「マッピー」は1983年にナムコがリリースしたアーケードゲーム。

警官のマッピーが泥棒のネコから逃げながら屋敷内に落ちている盗品を取り返すアクションゲーム。

アクションといえできることは移動とドアの開閉のみ。

追いかけてくるニャームコ軍団の追跡パターンを分析してうまく逃げるのだ。

アーケードでも大人気アクションゲームだったマッピーは多くの機種に移植されました。

特にX1版は1984年発売のオールドバージョンと、1986年発売のニューバージョンのふたつが存在します。

【ディグダグ】

「ディグダグ」は1982年にナムコがリリースしたアーケードゲーム。

面クリア型の画面固定式穴掘りアクションゲーム。

地下にいる敵モンスターを制限時間内に全滅させることが目的。

敵を深い場所でやっつけるほど高得点が得られる。

また、岩を落下させ、モンスターをまとめてやっつけると高得点になる。

できるアクションは少ないもののプレイすると意外と奥が深い名作なのです。

【マリオブラザーズスペシャル】

「マリオブラザーズ」は1983年に任天堂が発売したアーケードゲーム。

任天堂の看板キャラクタでもあるマリオが活躍するアクションゲームだ。

実はアーケード版の前にゲーム内容の異なるゲーム&ウオッチ版が発売されている。

8ビットパソコンには「マリオブラザーズスペシャル」として多くの機種に移植された。

スプライト機能を持たないパソコンでは移植は難しかったようで、ゲーム内容は大幅にアレンジされている。

1部の機種では「パンチボールマリオブラザーズ」も発売された。

【Fantasian】

「ファンタジアン」は1985年にクリスタルソフトから発売されたパソコンゲーム。

ゲームのジャンルはロールプレイングだ。

当時はウィザードリーやウルティマなどの海外製RPGが人気で売れていたが、ファンタジアンは純国産RPG。

舞台はダンジョンでウィザードリィのように3D画面のコマ移動。

敵に遭遇すると戦闘に入るが、戦闘画面はウルティマのようなトップビュー画面。

リアルタイムに進行する時間の中でキャラクタをチェスのコマのように移動させ敵を攻撃する。

8ビットパソコンではPC-8801とX1の2機種で発売された。

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