【ディグダグ】ナムコの名作穴掘りアクションゲーム

懐かしのPCゲーム

ディグダグは1982年にナムコが発表してブームとなった戦略的穴掘りアクションゲーム。

地中を上下左右の4方向に掘り進み、空気を送るモリを投げ、敵キャラをパンクさせるという斬新なゲームでした。

操作方法

ディグダグの舞台は地面の下。ディグダグは方向レバーを傾けた方向に掘り進みます。

持っている武器はモリのみ、ボタンを押すと向いている方向にモリを投げます。投げたモリは射程内であれば敵キャラに刺さります。モリを敵に刺した状態でボタンを連打するとポンプで空気を送ります。

ポンプで空気を送られた敵キャラはドンドンと膨らみ、限界が来ると破裂してしまいます。

地中には岩があり、下を掘って空間ができると落下します。落下する岩の下にうまく敵キャラをおびき寄せると岩の下敷きにしてやっつけることができます。自分が下敷きになってしまわないように注意しながら岩を落としましょう。

面内の全ての敵キャラをやっつけると面クリアです。時間が経過して敵に逃げられないうちにクリア目指して頑張りましょう!!

ゲームキャラクター

【ディグダグ】

プレイヤーが操作するキャラクターで、地中を掘り進む穴掘りマン。

手持ちの武器であるモリとポンプでモンスターを全滅させるため穴掘りします。

【プーカァ】

水中メガネをかけたまるいボールのようなモンスター。

攻撃はしてきませんがディグダグをしつこく追いかけてきます。

時間が経つと目変化して穴から地中に追いかけてくる。

【ファイガー】

緑色をしたツバサを持つ怪獣。

横方向に炎を吐いて攻撃してきます。炎に触れるとディグダグはやられてしまいます。

炎を吐く前にはツバサが白く光るので炎に触れないように気を付けましょう。

ファイガーもプーカァ同様、時間が経つと目変化して追いかけてくる。

【岩】

岩は下に空間ができると落下します。

モンスターはポンプでパンクさせるより岩でつぶした方が得点が多くなります。

有効な武器になるのでモンスターを集めて一網打尽にしたいところです。

【ベジタブル・ターゲット】

ステージで岩をふたつ落下させると出現する野菜。

中央に出現するので余裕があれば取りに行って得点を取ろう。

ラウンドが進むほど得られる得点が高くなります。

【花】

ラウンド数を表示する花。

ディグダグ for MSX版とX68000版

アーケードで大人気だったディグダグは、数多くのプラットフォームへと移植されました。

アーケード版タイトル発表翌年の1983年末には電波新聞社からX1版とPC-8001版が、翌年の1984年にはFM-7版とMSX版が電波新聞社と本家ナムコからそれぞれ発売されます。

PC版だけでなく、多くのコンシューマーマシンにも移植されており、このゲームがいかに人気が高かったのかがわかります。

マシン性能はそれぞれに違えど、多くのプラットフォームでそれなりに楽しむことができたディグダグ。

ここでは性能の違うふたつのプラットフォームの作品を比較してみてみたいと思います。

ひとつは8ビットパソコンのMSX。共通規格であるMSXマシンは多くのパソコンメーカーから互換機が発売されました。

そしてもうひとつは8ビットパソコンが終焉を迎える頃、1987年にX1シリーズのSHARPが発売した16ビットパーソナルワークステーション「X68000」。

マシン性能がアーケード基板を上回り、アーケード版そのままの移植に成功しているX68000版。

一方、画面サイズやキャラクタ表現力にハードウェアの制約があるMSX版。

双方のマシンの性能差は歴然ですがディグダグのゲーム性はどちらも失われていなかったと思います。

【ラウンド1】


※アーケード版


※X68000版


※MSX版

アーケード版とX68000版は縦横比の違い以外は差が無く、ほぼ完ぺきな移植。

MSX版は画面の解像度の違いからキャラクターサイズの比が違ったり位置関係に若干の違いがあります。

キャラクタの初期位置はほぼ再現されていますが、なぜか岩がひとつ多く置いてある。

MSXはキャラクタに1色しか使えないので見た目がシンプルではありますがゲーム性に遜色はありません。

【ラウンド2】


※アーケード版


※X68000版


※MSX版

ラウンド2はキャラクタの数も位置関係もほぼ忠実に再現されています。

【ラウンド3】


※アーケード版


※X68000版


※MSX版

ラウンド3になるとキャラクタの数が増えてくるのでやや窮屈な配置となります。

【ラウンド4】


※アーケード版


※X68000版


※MSX版

ラウンド4では岩の数がひとつ少ない代わりになぜかファイガーが増えてます。しかもプーカァと同じ穴にいるとは。

【ラウンド5】


※アーケード版


※X68000版


※MSX版

こうしてみるとX68000版の移植完成度が素晴らしい。

背景がスクロールするアクションゲームではないため、他のパソコンの移植版もゲーム性は高く多くの機種に移植され楽しませてくれました。

ハイスコアを狙うために

ディグダグは面クリア型のアクションゲームです。

なるべく多くの面をクリアして先に進むのがゲームのひとつの目的です。

そして面をクリアするとともに高い得点を取ってハイスコアを狙い、ランキング1位に名前を入れるのももうひとつの目的。

ゲームを進める中で高得点を狙えるテクニックを駆使することでより多くの点を取ることもできます。

【高得点を取るためのコツ】

・モンスターをパンクさせるときはなるべく深い層で

・ファイガーは横からパンクさせた方が高得点

・モンスターは最後の1匹になると地上から逃げるので最後の1匹を逃さない

・岩をふたつ落とすと出現する「ベジタブル・ターゲット」を取り逃さない

・岩を落下させてモンスターをつぶす時はまとめつぶしすると高得点

岩は下を掘って約2秒後に落下します。

タイミングを狙って落下させるとモンスターを一網打尽にすることもできる。

モンスターを膨らませて動けないようにして集めたところに岩を落下させ、まとめつぶしの高得点を狙うこともできるんだ。

8匹まとめてつぶせば、いちどになんと15000点も取ることができる。

ディグダグはシンプルなゲームシステムの中にたくさんのテクニックがあります。

軽快なBGMで楽しくプレイできる、多くのプレイヤーを長きにわたり魅了した名作ゲームではないかと思います。

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