【ドラゴンバスター】ナムコの名作アクションゲーム

懐かしのPCゲーム

ドラゴンバスターは1985年にナムコがアーケード版を発表したアクションゲーム。

王女セリアを人質にしたドラゴンを追いかけて、ドラゴンバスターことクロービスがドラゴン山を追いかける、というストーリー性を持った横スクロールタイプのアクションゲームです。

操作方法

主人公のクロービスは4方向レバースティックとボタンふたつで操作します。レバーを右に入れると右に進み、左に入れると左に進む。進んでいる方向と同じ方向にもう一度レバーを入れ直すと速く走ることができます。

レバーを下に入れるとしゃがみ、上に入れるとジャンプします。ジャンプ中にタイミングよくもう一度レバーを上に入れると2段ジャンプになり、横移動しながらジャンプすると斜め上に向かってのジャンプになります。

走りながら2段ジャンプするとより高く遠くに飛ぶことができます。2段ジャンプしないと入れない部屋もあり、このテクニックはマスターしておかないとマップの中で重要なアイテムを取り逃すことになり兼ねません。

スティックに近い側のボタン(左側)を押すと剣を振ります。ジャンプしながら下にレバーを入れて剣を振ることでより威力のある攻撃をすることができる。走りながら斜めジャンプして下にレバーを入れながら剣を振ると剣を前方に突き出しながら攻撃する「かぶと割り」という技になります。

この「かぶと割り」という剣アクションが必要になる場面もあるのでこのテクニックもマスター必須です。

右側のボタンを押すとファイヤーボールを発射します。ファイヤーボールはほとんどの敵を撃ちぬくことのできる攻撃力の高い重要なアイテム。ファイヤーボールはストックしたスクロールの数だけ使用できますのでピンチの場面やここぞという場面で使えるように大切にしましょう。

ファイヤーボールには4つのファイヤーボールがくるくると回りながら敵を攻撃する、ファイヤーボールスペシャルもあります。これはドラゴン攻略の重要なアイテムとなるのでドラゴンとの対決まで取っておきたいアイテムです。

ゲームの進め方

ゲームが始まるとまずはラウンドマップが表示されます。

プレイヤーはラウンドマップ上のクロービスをレバーを操作して動かすことができます。ラウンドマップ上のどの建物に入るかで、手に入れることができるアイテムが変わってきますので進路選びがとても重要になる。選んだ進路によってスクロールや盾・スーパーソード・マッシュルームなど、手に入れられるアイテムが変わってきます。

建物内に入ると横スクロールのアクションに切り替わります。出口まで一本道の建物もあれば、ひたすら落下するだけの建物、迷路のように複雑な建物もあります。

建物内の小部屋にはルームガーダーが守っています。

ルームガーダーを倒すことでアイテムが出現するのでそれを入手して出口へとひたすら進みます。建物の中では出口の部屋がひとつだけある。出口を守るルームガーダーを倒すと建物の外に出られます。

建物を出るとふたたびラウンドマップになります。

ラウンドマップの最終目標は右上にそびえたつドラゴン山。

ドラゴン山にいるドラゴンを倒して次のマップへと進んでいきます。

ラウンドマップは全部で12面、12面をクリアすると仮のエンディング、セリア姫との再会が待っています。そしてまた1面のマップからを繰り返し。99面をクリアするとギブアップの表示と真のエンディングがあるとかないとか。時間があればぜひチャレンジしてみたください。

主なゲームキャラクター(X1版)

【クロービス】

ゲームの主人公。

刃物で切られても槍で突き刺されても炎で焼かれても平気な超人である。

【セリア】

ドラゴンにさらわれた王女。

セプターとクラウンをアイテムとして持って助けると、ミニスカート→ビキニ→バニーガールと衣装を変えていく。

なぜなのか?

【ドラゴン】

各ラウンドの最後にドラゴン山で待ち構えています。眠っていればラッキー、このスキに剣で斬りまくってバイテリティを奪え。空を飛んだり炎を吐いたり体当たりして攻撃してくる。特に炎は大ダメージを喰らうので当たらないように注意が必要です。

ドラゴンには2倍のダメージを与えられる弱点があるのでそこを狙うと少ない攻撃で多くのバイタリティを奪うことができる。弱点は攻撃すると赤くなります。

ドラゴンの懐に飛び込んでファイヤーボールスペシャルを放つと、4つのファイヤーボールが旋回しながらドラゴンに大ダメージを与えることができるのでおすすめの攻撃方法です。

【テストール】

アルマジロのように丸まって転がりながら突進してくる。

歩いているときは剣で攻撃できるが丸まっているときは剣でダメージを与えられない。

【スライム】

スライムのくせに硬い、剣で切れないので相手にしないのがいちばん。

スーパーソードで切りつけると折れてしまうので注意。

下に浮遊しているのはウィル・オー・ザ・ウィスプ。

【ゴーレム】

棍棒を振りながらウロウロしている土の化物。

ブラウンとグリーンがありグリーンは2回斬らないと倒せないのでかぶと割りでやっつけよう。

棍棒に殴られるとバイタリティが16も減ってしまうので気を付けよう。

【アイフル】

暗闇で敵を見つける巨大な眼。

跳躍しながら移動するので体当たりに気を付けよう。

【スネーク】

色違いで這ったりジャンプしたり違う動きをする。

噛みつかれるとバイテリティが少しずつ減ってしまうのでレバーを左右に振って振り落とそう。

【バット】

天井付近に待機して時々攻撃を仕掛けてきます。

止まらず走りながら剣を振ってやっつけましょう。

【クローラー】

王蟲のような巨大な昆虫モンスター。

移動速度が速い個体は2回斬らないとやっつけられない。

金色の個体は剣では斬れない。

【イノサイ】

サイのようなツノを持ちイノシシのように高速に走り回るピンク色のモンスター。

体当たりしてバイタリティを削ってくるのでタイミングを合わせて斬るべし。

【リーペン】

ヒヨコのようなモンスター。

ピョンピョン跳ねて体当たりしてくる。

【スティングレイ】

地面すれすれをゆっくりと泳ぐように移動するエイのようなモンスター。

時々ジャンプしたり噛みついたりするので注意が必要。

立ったままでは斬れないのでしゃがんで剣を振ろう。

【ケイブシャーク】

洞窟内に長時間留まっていると高速で近付いてきます。また、出口を見つけて長時間外に出ないと攻撃してくる。ケイブシャークに見つかると逃げきれないので剣で斬りまくるかファイヤーボールでやっつけます。出口から出ても逃げられます。

ケイブシャークの攻略法として、近付いてきたらタイミングを合わせて2段ジャンプすると上下に永久運動をはじめますのでダメージを受けずに剣で斬ることができます。

【ファフネル(ルームガーダー)】

恐竜型の狂暴なモンスター。火炎攻撃してくるので近付いたらしゃがんで斬りつけるか、壁を背にして飛ばされないようにして剣を振り回すようにします。前半ではかぶと割りで簡単に仕留められますが、後半になると何度も攻撃しないと倒せない強敵となります。かぶと割りで空中に飛ばされると大ダメージをくらいかねません。危険なので炎を吐く合間を見て素早く近づき剣を振りましょう。

【スケルトン(ルームガーダー)】

剣を振り回すガイコツ戦士。ファイヤーボールがきかないので剣で対抗します。剣を振り上げているスキにかぶと割りで斬り込むか、壁を背にして戦います。

【ウィザード(ルームガーダー)】

空中を飛び回る魔剣とファイヤーボールで攻撃してくる魔法使い。空中に飛ばされて降りられなくなることもあるので飛ばされたら剣を無暗に振らないようにしましょう。シールドを装備していれば魔剣でのダメージを受けません。シールドはファイヤーボールを受けるとある確率で失ってしまうので注意が必要です。

【ビショップ(ルームガーダー)】

柄の長い戦闘用の斧を持ち、ファイヤーボールで攻撃してきます。正面から近付くと斧で攻撃されファイヤーボールを撃ってくるので助走をつけてかぶと割りで斬りましょう。シールドにファイヤーボールが当たるとある確率で失ってしまうので正面にいるときは要注意です。

主なゲームアイテム

【ジュエリー】

取ると3000ptsの得点を得られる。得点の他にはなんのメリットもない。

【スクロール】

持っているとファイヤーボールを撃つことができる。直進するノーマルのファイヤーボールと、4つのボールがくるくると回転しながら攻撃するスペシャルがあります。ファイヤーボールスペシャルは重要アイテムなので取り逃さないようにマップをまわりましょう。

【マッシュルーム】

バイタリティの容量を16増やすことができるきのこ。バイタリティはゲームを進める上で重要な要素なので取れるものは全て取っていきたい重要なアイテムです。

【ポーション】

バイタリティが30増えるものと60増えるものがありバイタリティが60増えるポーションの方が色が濃い。ポーションも重要アイテムなので出現しても残りバイテリティによっては後で取れるようにとっておきましょう。

【レッドポーション】

取るとバイタリティが30も減る。ルームガーダーを倒した瞬間に出現して強制的に取らされる場合があるので注意しましょう。レッドポーションは絶対に取らないように。

【シールド】

ウィザードの魔剣やファイヤーボールから守ってくれる秀逸なアイテムで、ビショップのファイヤーボールからも守ってくれます。ただし、ファイヤーボールに当たると1/128の確率で消えてしまいます。クラウンと一緒には持てません。

【セプター】

セリアを助けるために必要なアイテム。これを持っているとセリア登場後にドラゴンにさらわれません。持っていないとセリアは再びドラゴンにさらわれてしまいます。スーパーソードと一緒には持つ事ができません。

【スーパーソード】

ノーマルの剣の2倍の威力を持つ剣。敵を斬ると1/128の確率でなくなってしまいます。斬れないものを斬ると1/16、はね返されると1/64の確率で失います。強力なアイテムですが、持ったら慎重に剣を振るようにしましょう。

スクロールのスペシャルやシールドやスーパーソードなどのゲームを進める上で重要なアイテムは、2段ジャンプを成功させないと取れない部屋にあることが多いので、2段ジャンプは是非マスターしておきましょう。

1面に出てくるこの右上の部屋にはファイヤーボールスペシャルのスクロールがある可能性が高いのだ。

パソコン版ドラゴンバスター

アーケードゲームで人気の高かったドラゴンバスターはまずはじめにファミコンに移植されました。その後1987年6月にX1版、その年の8月にPC-88版が発売されます。

X1版はいつもの電波新聞社からの発売、PC-88版はエニックスからの発売となりました。1987年11月にFM77AV版が電波新聞社から、12月にはMSX2版が本家のナムコから発売。パソコン版としてはその後PC98版とX68000版が発売され、幅広く移植されたことがこのゲームの人気を物語っています。

ドラゴンバスター(X1版)

8ビットパソコンへの移植第1弾として、シャープのX1シリーズ版が1987年6月に電波新聞社から発売されます。

キャラクタの数が増えてくると多少のチラつきはあるものの、なかなかの再現性で移植が実現しました。

ラウンドマップなんかも他機種は省略されてましたがX1版はほとんどそのままでしたから。

ダンジョン内部の複雑な地形もかなり忠実に再現されています。

ルーム内に入ってもアーケード版と同じように外のモンスターはちゃんと動き回ってますし。

故にシャッターが出現しない部屋でモンスターがたくさん寄ってくると、画面はチラつくし処理速度は落ちるし、かなーりカオスな状態になります。

ただ、マシンの性能を考えても、このX1版ドラゴンバスター、8ビットパソコン版としてはかなり秀逸な移植版ではないかと思います。

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