「グロブダー」は1984年2月にナムコが発表したアーケードゲーム。
ナムコの大人気シューティングゲーム「ゼビウス」の中で登場する敵キャラのひとつ「グロブダー」。
ゼビウスの作品中では地上の敵として登場し、ブラスター(対地攻撃武器)で狙い撃ちすると急に逃げることはあっても、一切攻撃をしてこないという無害な存在。
このゲームはその「グロブダー」に搭乗し、バトリングと呼ばれる戦闘競技場で敵と闘う固定画面式のシューティングゲームです。
パソコンへの移植版としてアーケードゲームの発表から約1年半後、電波新聞社から1985年9月にPC-6001mkⅡ版が発売されます。
このほかにPC-8001mkⅡSR、PC-8801mkⅡSR、SHARP X1、MZ-1500などでも移植版が発売されました。いずれも電波新聞社からです。
新御三家のひとつでもあったFM-7版はリリースされませんでした。
【グロブダー for NEC PC-6001mkⅡ/PC-6601/1985年9月/電波新聞社】
NECパソコンとして他のシリーズよりも教育娯楽向けでゲーム機に近い存在だったPC-6001シリーズ。
画面の感じはパソコン版というよりもMSXやファミコンに近い印象を受ける。
アーケード版からの忠実な移植ではなく、2P対戦モードやエディットモードが追加されるなどのアレンジが加えられている。
【グロブダー for SHARP MZ-1500/1986年1月/電波新聞社】
【グロブダー for SHARP X1/1986年6月/電波新聞社】
8ビットパソコン第3弾として発売されたX1版。
NECの2機種に比べ、キャラクタの動作がやや粗くX1らしくないと思える出来栄え。
【グロブダー for NEC PC-8801mkⅡSR/1986年6月/電波新聞社】
X1とほぼ同時発売だったPC-8801版。
ノーマルとmkⅡは非対応でSR以降専用とした。
効果音もよく、スピード感や爽快感がありプレイしていて楽しいと思えるよくできた移植だと思います。
「グロブダー」の「NEC PC-6001mkⅡ」「SHARP X1」「NEC PC-8801mkⅡSR」の比較動画がコチラ。
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