「爆弾男」は1983年にハドソンから発売されたアクションゲーム。
面クリア型のアクションで、1985年にファミコン版が発売され大人気シリーズとなった「ボンバーマン」シリーズの原作となった作品。
「爆弾男」は当時新御三家と呼ばれ人気機種だった「PC-8801」「FM-7」「SHARP X1」で発売。
その他に「MZ-2000」「PC-6001」「MZ-700」「MSX」「PASOPIA7」などでも移植発売されている。
主人公は迷路に閉じ込められてしまった作業服を着た人。
彼の唯一の武器は爆弾。
敵キャラはふうせんおばけのみ。
おばけは表情が不定期に変化するのだが変化した色によって行動が異なる。
赤くなるとお怒りモードで主人公めがけて突進してくるので要注意。
ボンバーマンに登場するような「ファイアー」や「ボムアップ」「リモコン」といったパワーアップアイテムは「爆弾男」には登場しない。
その代わりプレイヤーははじめから5個の爆弾を置ける。
火力はキャラクタ2マス分で固定。
面クリアの条件は出口を出現させてそこに入るか、全ての風船おばけを退治するかのどちらか。
プレイヤーも敵も常に爆弾をすり抜けることができるので、ファミコン版のように爆弾で敵を閉じ込めたり、通行止めにしたりすることはできない。
また、自分を爆弾で閉じ込め、身動きが取れなくなってしまう状況ももちろん起こり得ない。
ステージクリアの条件は、敵をすべて倒す、または、ブロックを破壊して出現した出口へ行く。
出口扉に爆風を当てると扉自体が消滅してしまう。
また、アイテムやドアを爆破してしまうとふうせんおばけがワラワラと出てくるので間違えて爆破しないようにしたい。
【爆弾男 for NEC PC-8801/1983年/ハドソン】
PC-8801にはサウンド機能がないので効果音がBEEP音のみで寂しい。
キャラの動きは3機種の中で一番軽い。
【爆弾男 for SHARP X1/1983年/ハドソン】
X1版はサウンドのON/OFF機能があり「BREAK」キーで音無しにできる。
なぜ音無しが必要だったのかは不明。
【爆弾男 for 富士通 FM-7/1983年/ハドソン】
FM-7版では迷路のサイズが他の2機種よりも小さい。
登場キャラクタもやや小さい。
そして動きが遅い。
爆弾を置いて導火線のアニメーションがはじまるとあきらかに遅くなってしまう。
アクションゲームとしてこれは苦しい。
風船おばけの色の変化も少ない気がする。
【爆弾男 for SHARP MZ-700/198?年/ハドソン】
こちらは「MZ-700」版の「爆弾男」。
グラフィック画面を持たない「MZ-700」。
キャラクタのみで画面を表現する割り切った仕様で動きがとても軽い。
爆弾が爆発するまでの時間が短いので3連鎖で操作をミスすると爆風に巻き込まれてしまう。
「爆弾男」の「NEC PC-8801」「SHARP X1」「富士通 FM-7」「SHARP MZ-700」の比較動画がコチラ。
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