機種変更で使わなくなったAndroidスマホがここにある。
SHARP の「AQUOS sense SHV40」。
なんという偶然でしょう、SHARPのスマホです。
(偶然でもなんでもない、ただのSHARPマニアです)
SHARP SHV40スペック(一部抜粋)
CPU:Qualcomm Snapdragon430(MSM8937) 1.4GHz(クアッドコア)+1.1GHz(クアッドコア)
内蔵メモリ:ROM 32GB/RAM 3GB
外部メモリ:microSD/SDHC/SDXC(最大400GB)
ディスプレイ:約5.0インチ/1,080×1,920ドット フルHD IGZOディスプレイ
OSはAndroid9にバージョンアップしてあります。
折角なのでこれを使って「X68000 micro」をつくったりなんかしてみようと思います。
イメージはこんな感じ。
※GAMEBOY microです。
RetroArchのインストール
Androidで動く「X68000」エミュレータといえば「PX68K」ですが。
「PX68K」は「RetroArch」にも組み込まれているので今回はそちらを利用させていただきます。
まずは「Playストア」に行って「RetroArch」を検索。
インストール。
Linuxと比べるとホントに簡単である。
起動すると勝手にアセットをアップデートしてくれる新設設計。
ver1.9.0でした。
コアのダウンロードで「PX68K」を見つけてダウンロードする。
次にBIOSデータをAndroid端末の所定のフォルダにコピーする。
そのためにwindowsパソコンとUSBケーブルで接続する。
インストールした「RetroArch」のフォルダの中
RetroArch/system/keropi
の下にIPLROM.DATとCGROM.DATを保存する。
ディスクイメージはどこでもいいので適当なフォルダをつくって保存しておく。
これで「PX68K」の準備はOK。
X68000 micro
コントローラはBluetooth接続可能なモノがあったのでそれを使う。
ペアリングしてみた。
Pro Controllerで認識された模様。
キーボードとマウスはUSB接続する。
USBハブは前回「X68000 Tablet」のときに買った「OTG充電対応のハブ」を使う。
このハブは接続口がUSB micro(Type-B)なので変換が必要。
ということでこれを用意。
で、接続してみると一瞬だけ充電を開始するけどそのあとが続かない。
この組み合わせでは充電できないようです。
それだけじゃなくてハブとしての機能もダメで、キーボードとマウスが認識されない。
まあ、コントローラはbluetoothで接続されてるので何とかなるからあとで他の方法を考えよう。
(だから問題点を先送りするなって)
それでは早速Human68kのディスクイメージをセットして起動。
起動するとやはりデフォルトでコントローラのオーバーレイ表示が。
邪魔なのでオーバーレイ表示をオフにする。
設定 → OSDディスプレイ → OSDオーバーレイ
これをOFFにする。
気を取り直して再起動。
画面がすっきり、スマホはちょっと横幅が広いのだ。
それでは例のごとく「ゼビウス」を起動。
なにこれ、めっちゃいい。
小さくてかわいい。
なのにちゃんとゼビウスだ。
音もちゃんとしてる。
次は「ドラゴンバスター」。
そして「バラデューク」。
このサイズでの「ドラゴンバスター」と「バラデューク」は見たことないすね。
「ゼビウス」はアドバンスのファミコンミニシリーズにあったけど。
次は「R-TYPE」。
本家「X68000 XVI」をバックに。
全然問題なく動く。
このスマホ2017年発売のモデルなんだけど、Android端末の性能って結構凄いのね。
※レトロPC比の感想です
続いては。
これがすんなり起動したってことはメモリ設定が2MB以上になってるってことか。
激しい本格派シューティング、最高です。
ふう。。。
ここで今更ながらキーボードとマウスの問題を何とかする。
別のUSBハブを使い、変換コネクタで接続。
すると。
あっさり認識OK。
組み合わせ変えて試してみたけど、どうやら今回このために購入した USB Type-B から USB Type-C に変換する小さな変換コネクタがダメだったみたい。
相性ですかねえ。
キーボードがつながったので「Human68k」を起動して。
「switch」コマンドを実行。
キーボードを使用する場合キー入力がRetroArchの機能に割り当てられています。
特に”h”はリセットに割り当てられており「switch」と入力するとリセットがかかりますので設定を変更してから操作しましょう。
switchコマンドが起動。
やはり「MEMORY」がデフォルトで2048KBになっている。
「X68000」からみたらメモリは無限にあるので最大の12MBに拡張。12メガバイトね。ギガの1000分の一ね。
ゲームするだけならbluetooth接続のコントローラさえあればどこでも使うことができる。
画面小さいけど。
画面が小さいから余計にオーバーレイ表示のスイッチでプレイする気になれない。
そんで画面が小さいから長時間見続けるのもアレです。
と、こんな感じでSHARPなスマホAQUOSで「X68000 micro」の完成。
しかしこうなってくるとコントローラ一体型のハードウェアが欲しくなる。
PD対応のUSBハブ
この「SHARP AQUOS sense」は2017年購入の古いスマホなのでバッテリーの消耗がはやい。
エミュレータを動かしているとみるみる電池が減っていく。
とはいえ充電ポートはUSB Type-Cがひとつしかないのでキーボードとマウスを接続すると空きがない。
ということでUSB Type-Cポートにハブ機能と同時に充電もできるようにする夢のアイテム。(大袈裟かw)
PD(Power Delivery)対応のUSBハブを試してみることに。
中華製は安いけどなにかと怖いのでいろいろ物色して今回はエレコムの製品を使います。
エレコム USB Type-Cハブ(ドッキングステーション) DST-C12SV/EC
これです。
商品はこんな感じ。
ハブというかドッキングステーションなので。
USB3.0のポートがふたつとSDとmicroSDが各ひとつ。
反対側には充電用のUSB Type-CとHDMIのポートがある。
ここにACアダプタを接続して給電しながらUSB機器も使えるというわけですね。
早速試してみます。
USB3.0のポートにキーボードとマウス。
USB Type-Cの給電ポートにACアダプタ。
マウスは問題なし、マウスカーソルが出てきた。
キーボードも問題なく認識。
充電は。
充電マークになってるから問題なさそう。
というわけでこれでバッテリー残量を気にせず心置きなく使えそう。
やっぱり画面小さいけど。(笑)
Androidスマホ用ゲームコントローラ
しかしですねえ、画面が小さいのでできれば手持ちスタイルでX68000のゲームがしたい。
と思いまして、Android端末をゲーム機にできるゲームコントローラを入手しました。
「GAMESIR X2」
接続方法は
・USB-type-C
・Bluetooth
・Lightning
の3種類がありますが、Android端末なのでtype-CかBluetooth のどちらか。
謎にレスポンスを重視してtype-Cを購入しました。
このコントローラすごい、豪華なバッグがついてくる。
バッグを開けると、センターに箱がありなんかまとまってる。
付属品はこれ
早速「X68000 micro」を接続してみる。
switchライクなコントローラです。
スマホが入る中央部はスライド式になっており、サイズの違うデバイスに対応するようになってます。
操作性はかなり良さそう。
少なくともX68000付属だったジョイパッドよりは良さそうです。
世界最小(自称)ゲーム専用「X68k micro」
仕上がりはこんな感じ。
究極のホビーパソコンとしてデビューした16ビットパーソナルコンピュータが、時を経てこのような形になりました。
(Ko-windowが動いてます)
まさかこんなハンディなmicroデバイスとなる日が来るとは思ってませんでした。
さて、次はなにしようかな。
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