「POLAR STAR(ポーラースター)」は1983年発売の疑似3Dシューティングゲーム。
いくつかの機種に移植され発売となりましたが、最初に登場したのが1983年にSPS(エスピーエス)から発売された「SHARP X1」版と「SHARP MZ-2000」版。
第1弾として登場したのにタイトルはなぜか「POLAR STARⅡ」。(Ⅱは第二惑星という意味らしい)
移植版として「POLAR STARⅢ」がPC88版とFM7版が1984年にキャリーラボから発売。
同じく1984年にMSX版がマイクロキャビンから発売。
MSX版はタイトルが「POLAR STAR」だがゲーム内のポリゴン地面に表示されているテクスチャ文字は「POLAR STARⅣ」。
一体どれが原作なんだ。。。
という不思議な商品展開がなされた作品。
「POLAR STAR」ゲーム内容
以下、1983年発売のX1及びMZ版より。
【ストーリー】
キミは、巨大要塞を見たか?!
本格的SFシミュレーション&リアルタイムゲーム
PLORA SATRⅡ(ポーラー・スター・第2惑星)
【プロローグ】
今、銀河系は、滅亡しつつある。
人類が生存するには、惑星「POLAR STARⅡ」に移住するしかない。
しかし、そこには、異星人が巨大要塞で待ちかまえていた…。
あなたは、敵の攻撃をかわし、要塞のプラズマミサイルをうちこむことができるか!
・・・・・。
え?
それ、侵略じゃん!?
滅亡しつつある銀河系から、人類存続のために他の惑星を侵略して移住するという設定。
設定とはいえ凄いな、問題作だな。
ゲーム内容は疑似3Dのシューティングゲーム。
疑似3D空間で自機を操り敵の攻撃をかわしつつ敵要塞を目指す。
ゆっくりとスムーズにスクロールする地上にはピラミッドらしき建物とその影が伸びる。
連射は12発まで可能。
画面右にレーダーがあり、敵の位置が表示されている。
要塞との距離がゼロになると要塞と対決。
要塞を攻撃するときは単発発射の特別な弾(プラズマミサイル)を使用するが。
プラズマミサイルはエネルギーチャージが必要で100カウント経過しないと撃てない。
エネルギーチャージ中は攻撃できないのでひたすら逃げ回るしかない。
プラズマミサイルが発射できるようになったら敵要塞のコアを狙って撃つが。
ミサイルを外すとまたチャージしなければならないので慎重に左右の折り返し位置を狙おう。
「POLAR STAR」シリーズ作
MSX版が「ポーラースター」。
X1・MZ-2000版が「ポーラースターⅡ」。
PC88・FM7版が「ポーラースターⅢ」。
しかしMSX版はゲーム内の表示で「ポーラースターⅣ」となっている。
紛らわしい。
しかも最初に出たのはX1・MZ-2000版のⅡなのだ。
開発元はX1/MZ版をSPS、移植してPC88版とFM7版をキャリーラボ、MSX版はマイクロキャビン。
ややこしい。
MZ-2000版ではデモ画面のとき「HAHI」と入力すると隠しコマンド画面が表示され無敵モードとなる。
FM7版も確か同様の隠しコマンドがあったはず。
コメント