「ギャラガ」は1981年にナムコスペースゲームシリーズの第2段として発表された面クリア型のシューティングゲーム。
ナムコスペースゲームシリーズの第1弾はご存知「ギャラクシアン」。
アーケードで人気だった「ギャラクシアン」の後継として登場した「ギャラガ」は、その後4年余りに渡りアーケードの人気ゲームとして君臨しました。
ナムコスペースゲームシリーズの傑作中の傑作といっても過言ではない、それが「ギャラガ」です。
操作方法
ギャラガは面クリア型のスペースシューティングゲームです。
先輩のギャラクシアンと同様のシステムとなっており、ファイター(自機)は画面最下部をスティック操作で左右にだけ移動します。
ゲームがスタートすると、ギャラガ(敵機)が編隊で8機ずつ5回にわたって飛行してきます。
編隊で登場した敵機は、画面上部に整列して軍団を組み、この編隊飛行で軍団へと整列する状態をオープニングモードといいます。
オープニングモードが終了すると、少しの間をおいてからギャラガが軍団を離脱して攻撃を開始してきます。
軍団の最上部にいるのがボス・ギャラガ。ボス・ギャラガは時々画面下まで降りてきてトラクタービームを照射してきます。このトラクタービームにファイターが接触するとボスギャラガの捕虜として吸い上げられていきます。
ボスギャラガがファイターを捕虜として連れているとき、軍団整列中に撃墜するとファイターは敵となりますが、飛行中に撃墜すると救出することができます。
飛行中のボスを撃墜してファイターを取り戻すことができ、ファイターと合体してデュアルファイターとなります。
デュアルファイターはミサイルを2発同時に発射することができます。これで攻撃力が倍になりますので、ボスギャラガのトラクタービーム攻撃をうまく利用できるかどうかが、ゲーム攻略のカギとなります。
ゲームキャラクタ
【ファイター】
ファイターは画面最下部を左右に移動することができます。
ミサイルは画面内に2連射できます。
デュアルファイターになると2発のミサイルが同時に発射できますが、いずれか1発が敵に命中すると、もう一方のミサイルも画面から消えるようになっています。
トラクタービームで連れ去られたファイターを連れたボスギャラガを、軍団整列中に間違えて撃墜してしまうと・・・。
あろうことか寝返って敵となって攻めてきます。
敵となったファイターを撃墜すると1000pts入ります、が。波状攻撃で見逃すと、次の面で編隊に紛れて飛来してまた捕虜としてボスギャラガに捕まりますので寝返ったファイターは撃たないであげてください。
【ボス・ギャラガ】
ボス・ギャラガは軍団の最上部にいます。
ボス・ギャラガはミサイルを2発命中させないと倒すことができません。
飛行中のボスを撃墜すると相手の攻撃が約3秒間停止します。
トラクタービーム攻撃をするときはゴエイを伴わず単独で飛行してきます。
【ゴエイ】
オープニングの編隊飛行が終わり軍団整列時にボス・ギャラガの下の段に並んでいます。
ボスと編隊攻撃を仕掛けてくることもあります。
【ザコ】
軍団の最下段に並んでおり、単独で攻撃を仕掛けてきます。
画面下部で1回転してきますので体当たりされないように注意が必要です。
【特殊編隊攻撃】
1ステージにつき1回、攻撃機が変身して3機編隊攻撃を仕掛けてきます。
特殊攻撃には3種類があります。
※オガワムシ(サソリ)
※エイ(ミドリ)
※ギャルボス(ギャラクシアン)
3機編隊を全滅させるとボーナスポイントが入ります。
攻略法
ギャラガは面クリア型のスペースシューティングゲームです。
ファイターの攻撃はショットボタンでミサイルを発射するのみ。ミサイルは画面内に2発まで連射できますが、撃ち存じると次の弾が撃てなくなりギャラガの体当たりを喰らってしまいます。ゲーム終了時にはミサイルの命中率も表示されますので、なるべく無駄弾を少なくして敵を狙い撃ちしましょう。
敵キャラがたくさんいるときは連射で片っ端から撃ち落とすのもアリです。
ファイターは単独状態では攻撃力が弱いので、できる限りデュアルファイターの状態で戦いましょう。
ただ、デュアルファイターの状態では横幅が広くなり敵の攻撃に被弾する確率が高くなるので、弾や敵キャラを「避ける」のではなく「火力で殲滅する」ように戦いたいもの。連射を鍛えておきましょう。
デュアルファイターの状態なら、編隊が軍団に変わる前にできるだけ多くの敵を撃ち落としましょう。
もしもシングルになってしまったら、ボスのトラクタービーム攻撃を受けに行き、少しでも早くデュアルファイターになりましょう。
シングルになってしまったらオープニングモードのときに編隊で飛んでくる敵キャラをなるべく撃たないように残しておきます。
そしてボスがトラクタービームを照射しに来るまではなるべく敵の攻撃を避けながら待ちます。
残機が少なくなると波状攻撃が始まり、トラクタービームを照射しなくので少しでも早くデュアルファイターになるよう敵機を残しましょう。
また、敵や弾を避けるときは、大きく避けずに紙一重で交わすようにするといいです。
ファイターが画面サイドに追いやられると弾が斜めに降ってきますので避けるのがとても難しくなります。
後半になってくると、敵キャラも弾もスピードが半端なくなるので、敵の動きは予測で避けられるように覚えておかないと攻略が難しくなります。
また、ギャラガでは高得点を取るのも目的のひとつ。チャレンジングステージでは全ての敵を撃破してボーナスポイントをゲットしたいものです。
パーフェクトはデュアルファイターでなければ厳しいのだ。
ギャラガ for MSX
アーケードゲームからはじまり、家庭用ゲーム機、パソコンなど、数々のハードウェアに移植されていった「ギャラガ」。
それほど高いハードウェアのポテンシャルを要求しないので、ゲーム機としては性能的に劣る8ビットパソコンでも多くの機種に移植されました。
その中でもMSX版は画面サイズの制約がある中でとても難易度の高いゲームになっていたように思います。
いや、逆に画面サイズの制約があるが故に難易度が激高になっていたのかもしれません。
上がアーケード版で下がMSX版。画面エリアが狭いだけあって敵キャラが近い。
キャラが近いので敵機の砲撃がすぐに近づいてくるわけですが、さらに敵のミサイルのスピードが速い。
というわけでキャラが大きく単色でかわいい感じを醸し出しているMSX版ギャラガですが難易度はMAXです。
序盤からこんな砲撃の雨嵐とかちょっと意味が分からない。
トラクタービームで連れ去られたファイターを取り戻してデュアルファイターになるのも一苦労。
とにかく画面エリアが狭いのだ。
アーケード版では、ステージの数字が大きくなるほど敵の砲撃は激しくなり、ギャラガの動きも速くなるのですが、MSX版は序盤ステージから気の抜けない速さと砲撃でした。
しかも敵までの距離が近いので画面上部から発射された敵弾も気付けばすぐに目の前にあうという。近くから高速で発射される弾を避けるのは至難の業だということを思い知らされるMSX版ギャラガでした。
この他にも、ファミコン版やX1版、X68000版などに移植されたギャラガをプレイしましたが、このMSX版が最もハードだったように記憶しています。
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