「タイニーゼビウス」は電波新聞社からPC-6001向けに発売された縦スクロールシューティング。
あの、ナムコの名作シューティングゲーム「ゼビウス」を移植した作品。
PC-6001のハードウェア仕様の問題から、フル移植とはならず簡素なシューティングゲームとして、それでも市販化された。
【タイニーゼビウス for NEC PC-6001/1983年12月/電波新聞社】
なんとあのSHARP X1版「ゼビウス」の発売日よりもPC-6001版「タイニーゼビウス」の方が先なんですね。
そして、ハードウェアが高性能化したPC-6001mkⅡ向けに後日発売されたのが「タイニーゼビウスmkⅡ」。
こちらはマップも登場キャラクタも原作に近く、ゼビウスをプレイしている、という感覚が得られる秀作ではないかと思います。
【タイニーゼビウスmkⅡ for NEC PC-6001mkⅡ/1984年8月/電波新聞社】
グラフィックもサウンドも強化され「ゼビウス」として販売されてもおかしくない出来栄えでしたが、タイニーの文字はそのまま。
まあ、これはこれでタイニー代表作という感じでよいのではないかと思いますが。
「PC-6001版タイニーゼビウス」と「PC-6001mkⅡ版タイニーゼビウス」の比較動画がコチラ。
そして時を経て1986年、もうひとつの「タイニーゼビウス」が誕生します。
SHARPのMZ-700向けに開発された「タイニーゼビウス」。
コチラは商品化はならず、パソコン雑誌「Oh!MZ」への読者投稿作品として紹介されました。
MZ-700はグラフィック機能を持たないマイコン。
キャラクタ画面のみで表現された独特な世界観を持った作品となります。
キャラクタ画面のみ、しかもPCG機能もないMZ-700でつくられた「タイニーゼビウス」。
当時のOh!MZでは「MZ-700に不可能はない」ということで特集が組まれました。
作者の古旗氏はその後いくつかのシューティングゲーム移植作をOh!X紙面で発表しています。
「タイニーゼビウス for MZ-700」の動画はコチラです。
コメント