セガ「スペースハリアー」8ビットパソコン機種比較

懐かしのPCゲーム

「スペースハリアー」は1985年にセガから発売されたアーケードゲーム。

当時はまだ珍しかった3D視点のシューティングゲームで、2次元描画を使って疑似的に奥行きのある3D空間を表現する手法を用いていました。

大型筐体の体感ゲーム第2段として「ハングオン」に続いてリリースされたこのゲームは「スペハリ」の愛称で呼ばれ、ゲームセンターの人気ゲームとなります。

ローリング筐体と呼ばれたスペハリの大型筐体は、プレイヤーが操作する主人公の移動に合わせてシートが動くようになっていました。

このため、スペハリデビュー直後はローリング筐体でプレイすると、珍しさから周りのゲーマーの注目を集めることになり、ギャラリーが寄ってきて恥ずかしさもありました。

それまで家庭用ゲーム機とアーケードゲームで中途半端感のあったセガでしたが、このゲームの登場は「セガ」ブランドのゲームセンターでの知名度を決定的なものにした作品でもあります。

【スペースハリアー for NEC PC-6001/1987年3月/電波新聞社】

【スペースハリアー for NEC PC-6601/1987年12月/電波新聞社】

【スペースハリアー for 富士通 FM77AV/1987年12月/電波新聞社】

FM77AV版は1987年12月に電波新聞社から発売。

移植を担当したのはPCエンジン版と同じ紅林氏だという。

プレイヤーの視点に合わせて地平線も上下する。

左右の移動に合わせて背景の山並みが動くところも再現されています。

他の8ビット機が表現に苦しむ中、さすがのハードウェア能力で8ビット機最高の移植作となりました。

ドラゴンの炎がしっかりと炎らしくなっている。

【スペースハリアー for NEC PC-8801mkⅡSR/1988年7月/電波新聞社】

「スパースハリアー」のPC-8801mkⅡSR版は1988年7月に電波新聞社より発売。

サウンドはご機嫌なFM音源。

さすがスペハリのアーケード基板と同じFM音源チップ「YM2203」を使っているだけあって再現性が抜群。

敵キャラクタは全て単色、自弾は四角形のみ。

背景も単色で遠くの山並みは無し。地平線は視点に合わせて移動する。

ドラゴンの炎が単色の四角ですね、描画スピード重視。

【スペースハリアー for SHARP X1/1988年7月/電波新聞社】

「スパースハリアー」のSHARP X1版は1988年7月に電波新聞社より発売。

自弾も敵弾も単色の四角。

敵キャラクタは単色のグラフィック。

爆発はキャラクタかな?色がある。

サウンドはFM音源対応。未搭載機種ではBGM無しとなります。

ハリアーの周りとドラゴンの顔周りは背景になっている。

「スペースハリアー」の「富士通 FM77AV」「NEC PC-8801mkⅡSR」「SHARP X1」の比較動画がコチラ。

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