任天堂の人気ゲーム「マリオブラザーズ」をアレンジした8ビットパソコン版マリオシリーズはハドソンから3作品が発売。
「マリオブラザーズ」のアレンジ版として「マリオブラザーズスペシャル」「パンチボールマリオブラザーズ」。
それらに続き、ファミコン版スーパーマリオブラザーズを移植したのがこの「スーパーマリオブラザーズスペシャル」。
しかしこの移植作、ファミコン版「スーパーマリオ」がパソコンで遊べると期待した人はさぞがっかりしたのではないでしょうか。
なにせハードウェアによるスクロール機能が無く、横方向の画面スクロールは特に苦手だったこの2機種。
横スクロールが売りのスーパーマリオが、画面固定の画面切り換え式になってしまっています。
人気ゲームを移植してやろうという企画はよくあるのですが、ここまで性格の違うハードウェアだと無茶移植としか言いようがありません。
移植を担当した当時のプログラマーも大変な仕事を受けてしまったと後悔したのではないでしょうか。(笑)
ネタレベルの移植作はこの2機種で発売されました。
【スーパーマリオブラザーズスペシャル for PC-8801mkⅡSR/1986年/ハドソン】
【スーパーマリオブラザーズスペシャル for SHARP X1/1986年/ハドソン】
静止画を見るとしっかりスーパーマリオしてますね。
ところが動画を見るとどうでしょう。
当時の人気機種、「NEC PC-8801mkⅡSR」「SHARP X1」の比較動画がコチラ。
PC-8801版に至っては画面切り換え中に画面がブラックアウト、端から再描画になってしまっています。
ハードウェアスクロールとスプライト描画機能の偉大さを思い知ることができた作品でしたね。
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