任天堂の人気ゲーム「マリオブラザーズ」は1983年にアーケードゲームとして発売されました。
配管工の兄弟、マリオとルイージが、下水道から流出したカメ、カニ、ハエなどを下からド突いて蹴とばし駆除していく面クリア型のアクションゲーム。
二人プレイで協力するもよし、[POW]で相手を嵌めるもよし、遊び方次第では友情を壊すゲームでした。(笑)
パソコンへの移植版は「マリオブラザーズスペシャル」として1984年2月にハドソンソフトから当時人気の8ビット機向けに発売。
そしてもうひとつのアレンジゲーム「パンチボールマリオブラザーズ」が1984年10月にいくつかの機種で同時発売。
「パンチボールマリオ」が発売された機種は、NEC3機種(PC-8801、PC-8001mk2、PC-6001)、SHARP2機種(X1、MZ-1500)、富士通FM-7など。
スペシャルに引き続き、アーケードゲームからパソコン版への移植で大幅にアレンジされたゲーム内容。
マリオはパンチボールを武器にカメ、カニ、ハエなどと対峙します。
パンチボールを敵に投げつけ、それに当たってひっくり返った敵を蹴飛ばして駆除する。
唯一の武器であるパンチボールはひとつしかなく、投げたら自力で回収しに行かなければなりません。
しかしこのゲーム、問題なのははマリオの操作。
キャラの移動は当然左右キーに対応しているのですが、唯一のアクション「ジャンプ」と唯一の攻撃「ボールを投げる」をひとつのボタンで操作。
方向キー入力と同時にボタンを押すとジャンプ、方向キーが押されていない状態でボタンを押せばボールを投げるという、慌てると誤入力しそうな操作方法になっています。
パンチボールを投げつけようとしたタイミングでジャンプしてしまって、敵を踏んでミスになる、慌てるとそんなことがよくあります。
【パンチボールマリオブラザーズ for FM-7/1984年10月/ハドソン】
【パンチボールマリオブラザーズ for MZ-1500/1984年10月/ハドソン】
【パンチボールマリオブラザーズ for PC-6001/1984年10月/ハドソン】
【パンチボールマリオブラザーズ for PC-8001mkⅡ/1984年10月/ハドソン】
【パンチボールマリオブラザーズ for PC-8801/1984年10月/ハドソン】
【パンチボールマリオブラザーズ for SHARP X1/1984年10月/ハドソン】
当時の人気機種、御三家といわれた「富士通 FM-7」「NEC PC-8801」「SHARP X1」の比較動画がコチラ。
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