「ヴォルガード」はデービーソフトから発売されたパソコン用シューティングゲーム。
アーケードゲームからの移植作ではなく、パソコン向けに開発されたオリジナルゲームです。
デービーソフトといえば代表作に「フラッピー」や「うっでぃぽこ」などがある。
ヴォルガードの第1弾は1984年にFM-7版として発売された。
タイトルに「3機合体」とあるように、飛行形態の戦闘機が3機合体してロボット形態「ヴォルガード」に変形するという、ロボットアニメ大好き少年たちにとっては夢のようなシューティングゲームだ。
プレイヤーは戦闘機(ファイター)を操作してステージを進みつつ増援の2機を待ち、3機合体でロボットに変形してステージラストの母艦を倒す。
ロボットに合体するためには画面下のエネルギーゲージを貯めなくてはならないが、対空用のブラスターを撃つとゲージが減ってしまう。
そのため、対空攻撃を抑えつつ進める必要があり、匙加減が地味にストレスになるので避けゲーと割り切って攻撃はしない。
対地攻撃も得点獲得以外の意味はないので背景と割り切る。
しかも、いずれにせよロボット形態になると地上への攻撃ができなくなるのだ。
このゲーム、敵の攻撃をとにかく耐え忍んで3機合体のシーンを楽しむためのゲームであると認識したほうが楽しめる。
背景は地上・近くの景色・遠くの風景と、画面からの距離ごとに3重にスクロールすることで奥行きが表現されている。
遠くの山並みを楽しみながら敵を避けまくり、そして合体したロボットで無双する、そんなゲームではないかと思います。
【ヴォルガード for FM-7/1984年/デービーソフト】
【ヴォルガード for PC-8801/1984年7月/デービーソフト】
【ヴォルガード for SHARP X1/1984年/デービーソフト】
【ヴォルガード for MSX/1984年/デービーソフト】
【ヴォルガード for PC-6001mkⅡ/1985年/デービーソフト】
【ヴォルガード for MZ-1500/1985年/デービーソフト】
画面を比べてみると新御三家の画面がほとんど同じで機種ごとの個性が全くないという。
これほど差がないゲームも珍しい。
当時の人気機種「富士通 FM-7」「NEC PC-8801」「SHARP X1」「MZ-1500」の比較動画がコチラ。
BGMが無いのは寂しい気もするが当時はほぼ個人製作というゲームが多かったので仕方がないところもある。
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