「ドクロンの館」8ビットパソコン機種比較

懐かしのPCゲーム

「ドクロンの館」は1983年にエニックスから発売された面クリア型アクションゲーム。

「第2回 エニックス ゲーム・ホビープログラムコンテスト」の優秀プログラム賞に選ばれた作品。

エニックスのプログラムコンテストといえば第1回の優秀プログラム賞作品「ドア・ドア」が知られているのではないでしょうか。

当時はこういったコンテストで優秀作品を商品化するメーカーもいくつかあり、このゲームもそんな応募作品のひとつ。

自作ゲームををみんなに見てもらいたいクリエイターと、優秀な逸材を発掘したいソフトハウスの利害が一致したコンテストだったわけですね。

「ドクロンの館」は、X1版で応募して優秀プログラム賞を受賞、商品化され、PC-8801に移植された。

ゲームのシステムは、館内のモンスターを十字架を使って全て退治すれば面クリアとなる。

主人公は館に閉じ込められたニョキニョキ君。

ニョキニョキ君もモンスターのように見えなくはないが十字架が使えるので違う生物なんだろう。

館内にはロープがあり、上下の階へ移動することができる。

ドクロンたちもロープを使う知的モンスターだから注意が必要だ。

最上階には屋根裏があり、マッピーの館にも似ている。

屋根裏の十字架に触れると館内の十字架が増える。

十字架を取ってモンスターに向けると退治できる。

ちなみに、コンテストの賞金は最優秀が100万、優秀賞が50万だったようです。

学生のアマチュアプログラマーにとっては次のパソコンが躊躇なく買える大きな金額ですね。

【ドクロンの館 for SHARP X1/1983年/エニックス】

最初に商品化されたオリジナルのSHARP X1版。

さすがオリジナルはX1のPCGとPSGを上手に使っている。

【ドクロンの館 for PC-8801/1983年/エニックス】

移植版が発売されたのはPC-8801版。

サウンド機能がないPC-8801はBEEP音を使ってBGMを再生している。

これはこれで味がある。

「ドクロンの館」の「SHARP X1」「PC-8801」の比較動画がコチラ。

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