【MIYOO mini plus】
MIYOOブランドから発売されている中華製のミニゲーム機「MIYOO mini plus」。
縦型筐体でまるでGBをミニサイズにしたような形状をしています。
※参考画像(ゲームボーイ)
ANBERNIC社の「RG35XX」にもよく似たゲーム機です。
梱包、荷姿、開梱
内容物はゲーム機本体とUSB-Cケーブルと取説。
あとmicroSDカードをUSBに変換するアダプターと。
画面クリーナーと保護フィルムもついてきた。これはうれしい。
スペック
〔スペック表:MIYOO mini plus〕
OS:Linux
CPU:Sigmastar SSD202D(ARM Cortex-A7 1.2GHz)
ディスプレイ:3.5inch 640×480 IPS液晶
RAM:128MB DDR3
ストレージ:microSDカード(最大128GB)
バッテリー容量:3000mAh
サイズ:108×78.5×22.3mm、重さ:約162g
その他:モノラルスピーカー、バイブレーション
SoCには「Sigmastar SSD202D」を採用、Cortex-A7 1.2GHzということ。
このSoCがどのくらいの処理能力があるのか、気になってちょっと調べてみましたがベンチマークのスコアなんかは出てきませんでした、実力不明。
実際にエミュレータを動かしてた試してみるしかない。
外観・機能
【正面】
正面の上半分は画面、RG35XXと同じ3.5インチというスペック表記だけどこちらのほうが若干小さく見える。
その他ボタン配置はほとんど同じで十字コントローラとABXYにSTART、SELECTと、表記はないけれど中央にMENUキーかな。
【背面】
背面側には中央あたりに段差があり、L1R1、L2R2ボタンがある。
「MIYOO mini plus」の方はバッテリーが外せるようになっています。
【右側面】
右側面には何もなし。
【左側面】
左側面にはボリュームコントロールスイッチが。
【上面】
上側面には電源スイッチがあります。
【底面】
底面にはオーディオジャックと中央部にmicroSDスロットと右側にUSB-Cコネクタが。
「RG35XX」にはあったHDMI出力はありません。
性能
【エミュレータ性能】
GBが動いてくれれば性能的には十分すぎるという見た目とサイズ感ですが、実際どうでしょうか。
標準で搭載されているエミュレータは、主な機種で PS1、CPS、FBA、NEOGEO、GBA、GBC、GB、SFC、FC、MD、GG、PCE、NG、SMS、WSCなど。
〔エミュレータ性能:MIYOO mini plus〕
文句なし、よく動く
PCE◎
文句なし、よく動く
GB◎
文句なし、よく動く
GBC◎
文句なし、よく動く
GBA◎
文句なし、よく動く
SFC◎
文句なし、よく動く
GG◎
文句なし、よく動く
PS1○
多くのゲームがかなりまともに動く
ミニサイズな外観とは裏腹にエミュレータ性能はかなり高いと見ました。
「RG35xx」同様、アナログスティックがないので一部のPS1ゲームではゲーム性が犠牲になる可能性はありますが、それ以前のゲーム機であればあまり気にすることはなさそう。
4:3の画面比はレトロゲームとの相性も良く、ファミコンやGB、GBCなんかはベストフィットしています。
個人的には総合的に見て最高評価です。
GOOD、BAD
コンパクトで高性能、そして高品質な中華ゲーム機「MIYOO mini plus」。
最大のGOODポイントはこのサイズ。
極小(FunKey S)と実用(RG35XX)の中間的なサイズで、実用性も確保しつつ優れた携帯性も確保しているバランスのいい機種ではないかと。
FC、GBあたりが動いてくれれば満足できそうな外観にもかかわらず、PS1もちゃっかり動くという。
このサイズでFFや鉄拳、エースコンバットなんかもしっかり遊べます、とにかく最高。
BADなポイントはサイズが小さくコントローラの性能がやや劣るところ。プレイしているとちょっと窮屈です。
比較、所感、まとめ
比較対象はやはり「ANBERNIC RG35XX」あたりになるかと思いますが、画面サイズの若干の違いはたいしてインパクトがありません。
両者の違いは
・本体サイズ
・バッテリーの取り外し
・HDMI出力
・無線(wi-fi)機能
・OSインストールROM
・価格
あたりにあるのかないのかくらいの差がある。
サイズが小さいのは「MIYOO mini plus」、これはメリットデメリットあって大きな「RG35XX」の方が操作性がよくて個人的には後者を推します。
バッテリーの取り外しは必要性を感じないのでどちらでもよく。
HDMI出力は必須ではないけれどあればうれしいので「RD35XX」推し。
無線機能は「MIYOO mini plus」にあるけど「RG35XX」にはないけどあまり必要性を感じないのでどちらでもよく。
OSインストールは「MIYOO…」は本体内蔵、「RG35XX」はmicroSDでこちらは断然microSDの後者推し。
あと価格、わずかに「RG35XX」の方がコスパがいい。
肝心のエミュレータ性能はどちらも遜色ないので選択に影響を与えず、初期OSはどちらも使いやすい。
ということで、まとまりないですけど個人的には「ANBERNIC RG35XX」の方がよかったというお話でした。
もちろん小さいほうが正義だって人もWi-Fiは必須だって人もいると思いますので個人的趣向でしか判断しようがないと思います。
CFW
標準搭載のOSが使いやすいのであえてCFWを導入する必要もなさそうですが。
「MIYOO mini plus」に導入できるCFWは今のところこちら。
【OnionOS】
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