【中華ゲーム機】Retroid Retroid Pocket 3 plus(定番)

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【Retroid Retroid Pocket 3 plus】

Retroid社から発売されている画面16:9サイズの中華ゲーム機「Retroid pocket 3 plus」。

SoCに最近の中華ゲーム機に多く採用されている「UNISOC Tiger T618」を採用した安価で高性能な機種。
操作性も優れた優等生なAndroid中華ゲーム機。

スペック


〔スペック表:Retroid Retroid Pocket 3 plus〕

型番:Retroid Pocket 3 plus
OS:Android11
CPU:Unisoc Tiger T618 2.0GHz 8core
GPU:Mali-G52 MC2 850MHz
ディスプレイ:4.7inch 750×1344 IPS液晶 タッチスクリーン
RAM:4GB LPDDR4X 1866MHz
ストレージ容量:128GB eMMC 5.1 + microSDカード(最大1TB)
バッテリー容量:4500mAh
サイズ:87×78×18mm、重さ:122g
ワイヤレス通信:Wi-Fi(2.4G/5G) Bluetooth5.0
その他:ステレオスピーカ、バイブレーション、HDMI出力

最近の主流ともいえる、SoCに「UNISOC Tiger T618」を採用した高性能低価格を謳ったAndroid/Linux系OSの中華ゲーム機。
T618を採用した中華ゲーム機といえば
・Powkiddy X18
・Powkiddy X18S
・Powkiddy X28
・ANBERNIC RG405M
・ANBERNIC RG505
などがあります。
Retroid社からは同スペックのフリップ版、Retroid Pocket Flipも販売されています。
T618はAntutuベンチマークで22万ほどとなかなかの高性能なSoC。
ゲームによってはPS2あたりまで動くコスパの優れたSoCとして人気があります。

外観・機能

【正面】

4.7インチ、縦横比16:9のIPS液晶が中央に配置されたAndroid機。
右サイドにABXYボタンとアナログスティック、左サイドに十字パッドとアナログスティックが配置されています。
このボタン配置なら縦画面のゲームもできそう。
縦画面のゲームってなんですかね、古い縦スクロールシューティングとかでしょうか。

【背面】

背面は特に何もなく吸排気孔が開いている。冷却は自然空冷式。

【右側面】

右側面には「HOME」ボタン。

【左側面】

左側面には音量ボタン。

【上面】

上面にはL1・R1、L2・R2ボタンが両サイドに配置されています。L2・R2はアナログではありません。
その他に左からSELECT/STARTボタンとmicroHDMI出力、電源ボタンが配置。

【底面】

底面には左から「TF Card」スロット、USB-Cコネクタとオーディオジャックが存在します。

性能

SoCがT618なのでエミュレータ性能はかなり高い。
タッチパネル式のディスプレイにOSにはAndroidが採用されているのでスマホ感覚で違和感なく操作性も抜群。
Linux系のカスタムOSもあり、好みに応じた操作系を選択できるところもいい。

【エミュレータ性能】

〔エミュレータ性能:Retroid Pocket 3 plus〕

FC◎
文句なし、よく動く
PCE◎
文句なし、よく動く
SMS・GG◎
文句なし、よく動く
GB・GBC◎
文句なし、よく動く
GBA◎
文句なし、よく動く
SFC◎
文句なし、よく動く
N64◎
文句なし、よく動く
PS1◎
文句なし、よく動く
PS2△
ゲームによっては重い
PSP◎
文句なし、よく動く
以下、未確認(確認できたら追記します)
MD
SS
GC
DC
NDS
3DS
Wii

レトロゲームに分類される8ビット~16ビット機は全く問題なく動きそう。
PS2あたりからゲームによっては処理落ちが目立つようになる。
PSPが意外とよく動く、画面のアスペクト比も16:9でしっくりくるので専用機にしても良さそうです。
ちなみに、PS3以降の最近のゲーム機は画面のアスペクト比が16:9となっています。
ついでに言うと、PS2あたりまでのレトロゲーム機はブラウン管テレビに合わせて4:3がスタンダード。
特殊なものでは、GBが10:9、GBAが3:2、WS、WSCは14:9です。(たぶんあってる)

GOOD、BAD

ほかのT618搭載機種と比較してビルドクオリティが高く、操作感もいい。
画面サイズがちょうどいいし解像度が高くてタッチパネルでの操作も悪くない。
ストレージ容量が128GBとしっかりある上に予備のスロットも用意されているので容量不足の心配はなさそう。
バッテリーも4500mAhとしっかりです。
画面の縦横比が16:9ということもあって古めのレトロゲームにはフィットしないがこの辺は好みの問題かもしれません。
あと、ゲーム機がスマートで持った感じが意外と薄いので操作しているとちょっと華奢だな、と感じることはあります。
あえて言えばスタートセレクトボタンが一体式で奥にあるので操作しづらいことはあります。
あと重要なことですが、このゲーム機は技適認証マークがないのでWi-FiとBluetoothを使うことができません。
総務省の「技適未取得機器を用いた実験等の特例制度」を申請して短期間の使用許可を得るか、無線機能は使わないようにする必要があります。

比較、所感、まとめ

軽くて手軽に使えるAndroidゲーム機としてなかなかの秀作中華ゲーム機ではないかと思います。
画面の分解能が高くアスペクト比が16:9なのでPSP専用機として使えそうです。

PSPは今でも中古で流通してますが、バッテリーや操作部・液晶の劣化を考えるとこちらを導入したほうがいいのではないかと思います。
ゲームも持ち運ばなくてよくなるし。ま、今更持ち運んでまでやるゲームもないですけど。

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