「妖怪探偵ちまちま」は、1984年にボーステックから発売されたSMC-777用アクションゲーム。
1984年開催の「ボーステック第1回プログラムコンテスト」で最優秀賞を受賞した作品を製品化したという。
目玉おやじのような風貌をしたのが「妖怪探偵ちまちま」。
妖怪一味からアイドル小百合ちゃんを取り戻すことがゲームの目的。
ゲームは主人公「ちまちま」を操作して、各ステージにいる20体の妖怪をすべて倒せばステージクリアとなる。
「ちまちま」の攻撃はスペースキーを押すと発射される火の玉。
発射した火の玉を操作して敵妖怪の中央に当てると倒すことができる。
火の玉はもう一度スペースキーを押すことで爆風を発生させて複数の妖怪をまとめて倒すこともできる。
しかーし、火の玉と「ちまちま」の動きは連動しているので操作がややこしい。
「ちまちま」は妖怪に触れたり火の玉の爆風に巻き込まれるとミスとなる。
ちまちまを操作しつつ、同時に火の玉も操作しつつ。
ちまちまは妖怪を避け、火の玉は妖怪を追いかけ、時に爆風で妖怪をやっつける。
※ただしちまちまは爆風に触れないように
火の玉の爆風で同時に3体の妖怪を倒すと妖怪カーが登場し、妖怪カーに乗ると次のステージへ進むことができるという裏技?もある。
爆風はボンバーマンのようでもあり。
火の玉の遠隔操作もあり。
結構斬新なゲームシステム。
【妖怪探偵ちまちま for PC-8801/1984年/ボーステック】
「妖怪探偵ちまちま」のPC-8801版は1984年にボーステックから発売。
PC-8801mkⅡSR発売以前の作品なのでサウンドが無い。
BEEP音の効果音しかしないというなんとも寂しいことに。
【妖怪探偵ちまちま for X1/1984年/ボーステック】
「妖怪探偵ちまちま」のSHARP X1版は1984年にボーステックから発売。
X1の武器でもあるPCGを使っているため処理落ちも他機種に比べて気にならない。
PSGのおかげで効果音も、テンポがズレながらもBGMも一応ある。
【妖怪探偵ちまちま for FM-7/1985年11月/ボーステック】
「妖怪探偵ちまちま」のFM-7版は1985年11月にボーステックから発売。
グラフィック画面の描画にやや苦戦しているのか妖怪の数が多くなると極端に処理速度が遅くなる。
X1同様PSG機能があるのでBGM付きです。
【妖怪探偵ちまちま for MSX/1985年11月/ボーステック】
「妖怪探偵ちまちま」のMSX版は1985年11月にボーステックから発売。
画面仕様が他機種と違うためややフィールドが狭い感じになっている。
MSXはスプライト機能があるのでキャラの数で処理落ちが気になることはない。
「妖怪探偵ちまちま」の「PC-8801」「SHARP X1」「FM-7」「MSX」の比較動画がコチラ。
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