Raspi4にLakkaをインストールしてレトロPC化する

raspi4

Raspi4用のエミュレータ専用OSには「RetroPie」や「Recalbox」などがあります。

これらは公式サイトでダウンロードできるようになっており、ラズパイ専用のブートイメージ作成ツール「Raspberry Pi Imager」でも選択できるようになっている。

ラズパイにはこのふたつの専用OSの他にもいくつかのエミュレータ専用OSが対応している。

今回はそのうちのひとつ「Lakka」を試してみたい。

Lakkaのダウンロード

▼Lakkaは公式サイトで入手できる。

Lakka – The DIY open source retrogaming emulation console

▼「Get Lakka」

▼ラスパイ用は「GNU/Linux」。

▼ボードのイメージがダウンロードページへのリンクとなっているので「Raspberry Pi4」を。

▼「Download Lakka」でダウンロード開始。

Lakkaのブートイメージ

ダウンロードできたらブート用のmicroSDカードにイメージを書き込む。

サイズは8GBもあれば十分だと思うけど最近では安くて速くて容量の小さなSDカードが店頭に並んでいないこともある。

案の定なかったので16GBを用意した。

▼書き込みツールはいろいろあるがここはやはり「Raspberry Pi Imager」にしようと思う。

▼「CHOOSE OS」では「Use custom」を選択。

▼「CHOOSE STORAGE」で書き込みするSDカードを選択。

▼SDカードの選択に間違いがないことを十分確認して「WRITE」。

▼最後に再確認。

▼「Lakka」は容量が小さいのですぐに終了する。

「Write Successful!」メッセージが表示されて完了。

Lakkaの起動

ブート用のSDカードができたらRaspai4ボードのmicroSDカードスロットに挿入。

操作が必要になるのでゲームコントローラかキーボードをUSBポートに接続しておく。

ネットワークを有線接続するならLANケーブルも接続しておく。

▼電源を投入するとSDカードから読み込んで起動する。

▼ストレージを最適化してリブート。

▼リブートするとすぐに起動してメニュー画面が表示される。

この辺は専用OS最速、「Lakka」はいちばんお手軽に導入できるフロントエンドだと思う。

メニューが来たらレトロPCエミュレータに必要なファイルを用意していく。

とはいえ「Lakka」で動かしたい機種は「X68000」しか見当たらないので専用機となる。

「Lakka」は残念ながら「X1」のコアに対応していないようだ。

Lakkaのセットアップ

windowsからファイルを転送するためにLakkaの機能をオンにする。

左から2番目、セッティングの項目から。

▼「Services」に入り。

▼「SSH」と「SAMBA」をオンにする。

メインメニューに戻って。

▼「Information」に入り。

▼「Network Information」に入り。

▼InterfaceのIPアドレスを確認する。

(eth0)は有線接続のIPアドレス。

ここまでで一旦「Lakka」での操作は終了。

次は同じネットワークにいるwindowsマシンからSSHクライアントソフトで「Lakka」に接続する。

SSHクライアントソフトはいろいろあるけど「WinSCP」が使い易いのでいつも使ってる。

▼「WinSCP」はここから入手できるので必要ならばダウンロードしてインストール。

WinSCP :: Official Site :: Download

▼「WinSCP」を起動したらメニューより「セッション」「新しいセッション」。

表示されたウィンドウで「新しいサイト」を選択してユーザー情報を入力してログイン。

ホスト名:先程確認したIPアドレス

ユーザー名:root

パスワード:root

▼接続に成功したら「Lakka」のフォルダ構成を見てみる。

「storage」の下に「system」と「roms」がある。

▼「system」の下に「keropi」フォルダを作成して「X68000」のシステムROMデータを保存。

「roms」の下に「x68000」フォルダを作成してディスクイメージを保存。

ディスクイメージはどこに置いてもいいけど「roms」がわかりやすいと思う。

あと、zip圧縮されていても大丈夫だ。

Raspi4のLakkaレビュー

これで準備が整ったので早速エミュレータを動かしてみる。

まずはこれのオープニングサウンドを聞けばエミュレータの実力がわかるといわれている。(勝手に言ってます)

「R-TYPE」から。

うーむ。

ナイスですねー。

素晴らしいです、はい。

全く遅れが無い、見事な再現性。これは期待ができる。

プレイしても全然遅延が感じられない、もしかしてこれは最高かもしれない。

「R-TYPE」でもうこのボードとOSの組み合わせの実力が把握できたのであとは惰性で確認します。

次「XEVIOUS」いきます。

これは全く問題なしですね。

ソルバルウの動きが心なしか軽い。

最高です。

次は「DRAGON BUSTER」いきますよ。

これも全く問題なし。

クロービスの動きがこれは確実に軽い。

最高かよ。

最後に一応「BARADUKE」見ときましょう。

これは結構重たいソフトのひとつなので他のソフトが軽快に動いても処理が間に合わないこともある。

そんな心配は無用でした。

全然問題ないです。

ステージボスが出てきても平気です。

今まで数々のSBCで「X68000」のエミュレータを試してきたけど。

今回の「raspi4」+「Lakka」の「X68000」は最高水準だった。

「Jetson nano」+「RetroPie」に匹敵する再現性。

「ROCK64」+「Lakka」よりも高水準。

そんな感じでしょうか。

「respi4」で「X68000」のエミュレータを導入するならこの組み合わせが今のところベストではないかと思います。

今回は以上です。

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