windowsライクなlinux「windowsfx」というOSがあります。
ちょっとなに言ってるかわからないですけど、windowsにかなりクリソツなlinux、モノマネOS、Linux界の栗貫とでも申しましょうか。
この「windowsfx」かなり優秀でwindows上で動く実行形式ファイル「exeファイル」なんかもかなりの再現性で動作するのです。
そこで今回は「windowsfx」の実力を知るべく、MZ-2500のエミュレータがまともに動くのか実験してみようと思います。
windowsfxの入手
windowsfxのダウンロードはコチラのウェブサイトから。
downloads先のリンクからダウンロードすることができます。
Professional版は有料みたいなので今回はFreeEditionを試します。
isoイメージをダウンロードしたら「Rufus」や「balenaEtcher」などのブートUSB作成ツールでブートディスクを作成します。
どちらでもブートディスクの作成はできるけど今回は使い慣れた「balenaEtcher」で作成。
ブートディスクができたらBIOS(UEFI)の設定画面を召喚してUSBメディアから起動するように設定。
BIOS(UEFI)の設定画面に入るには起動ロゴマークが表示されているときに「F2」や「F12」キーなどを押す。
この方法は機種ごとに違うので取扱説明書やメーカーのサポート(Q&A)で確認するよろし。
今回使用したネットブック「Lenovo S205」ではwindowsの回復メニューからシャットダウン、その後NOVOボタンを押して起動中にF12という複雑な操作方法でした。参考までに。
Live USB で試す
BIOS(UEFI)のブート設定を保存したらリブートしてwindowsfxを起動。
そのままUSB起動でwindowsfxを走らせます。
起動後のデスクトップにはインストーラがあるのでそのまま内部ストレージにインストールもできる。
今回はお試し起動なのでこのままwindowsfxでいろいろと試してみます。
USBメモリより起動。
この起動画面、どこかで見たことあるような気がするけど気のせいだな。
システムが起動したようだ。
うん、windows。
デスクトップにはインストーラアイコンのみ。
タスクバーにあるエクスプローラ風のアイコンをクリックして起動してみる。
Dolphinが起動した。これはX Window System のファイルマネージャだ。
windowsユーザーでも違和感なく使える。
今回はwindows7時代の古いネットブック「Lenovo S205」で試しています。
このネットブック、windows10にアップグレードしてあるわけですが、OSが走るだけで限界ギリギリ青息吐息状態。
LinuxOS上でwindowsなんて動かせる余力あるのか?と思いましたが普通に動いてた。
もう少し新しいパソコンならもっと軽く動かせそうです。
まあ、動作が軽くなるならまだしも、遅くなるのに使う意味は解りませんけど。
ライセンス問題の回避くらいですかね。そもそもこのOSは合法なんですか!?
MZ-2500をwindowsfx上で動かす
「MZ-2500」エミュレータを起動してみる。
windowsのexeファイルだけどそのまま動くのだろうか。
USBメモリにwindowsで動いている環境をそのままコピーしてダブルクリックで起動してみた。
初回起動時は「Wine」のインストールがはじまる。
「Wine」はLinux上でwindowsアプリケーションを動作させるときに必要となるプログラム。
「Wine mono」をインストール。
引き続いて「Wine Gecko」をインストール。
勝手にやってくれるので楽である。
インストールが終わると「MZ-2500」が立ち上がる。
無事起動してきた。ステータスバーの表示が少しおかしいか?
早速ドライブ1に「XEVIOUS」のイメージをセットしてシステムリセット。
立ち上がった。
windowsをエミュレートしているLinuxOSの上で「MZ-2500」がエミュレートされて動いてる。。。
なんか複雑だな。
16色モードで開始してみるか。
動作速度45%、描画25fps。
このマシン(Lenovo S205)で以前、windows上で動作させたときは60%、35fpsくらいだった。
実機比、2.5割ダウンといったところ。
まあ、カクついてるけどなんとか動いてる。
X68000をwindowsfx上で動かす
ついでに「X68000」も試してみる。
HDDがマウントしてあったので「SX-WINDOW」が起動してきた。
windowsをエミュレートしているLinuxOSの上で「X68000」がエミュレートされてさらにSX-WINDOWが動いてる。。。
せっかくなのでなにかゲームソフトを動かしてみますか。
ファイルオープンダイアログの日本語表示が文字化けしてる。
Liveモードだから仕方がないか。
アルファベット表記の「R-TYPE」でもいってみますか。
100%で動いてるけどところどころカクつきますね。
マシンスペックがアレなんで仕方がないことろですか。
Cinebench R23
windowsfx上でのwindows実行形式ファイルがここまで普通に動くとは思っていなかったので驚きましたが、ベンチマークも動かしてみたくなった。
いつも使ってる「Cinebench R23」。
果たしてベンチマークソフトは動くのか?
とりあえず問題なく起動しました。
問題なくはないか、文字化けの問題かオープニングのメッセージは真っ白だった。
ベンチマーク開始してみる。
問題なさそう、マシンスペックがアレなんで時々止まってるの?と思うほど重いけど。
暫く待って結果がちゃんと出ましたよ。
ベンチマーク結果は・・・146。
windows10上での結果が200だったのでやはり動作速度は2~3割ダウンになるようです。
まあ、しかたないですかね。
ということで、今回は意外とまともに動く「windowsfx」の動作検証でした。
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