前回は「raspberry pi4」に「RetroPie」をセットアップして試してみたので。
今回はもうひとつのエミュレータ専用OS「Recalbox」をセットアップしてみようかと。
前回同様に「Raspberry Pi Imager」を使ってブートイメージの作成をしていきます。
Recalboxのダウンロード
「Raspberry Pi Imager」をスタートメニューから起動。(インストール済みなので)
▼「Raspberry Pi Imager」導入方法は「RetroPie」のときと同じなのでまだの方はコチラをご参照ください。
設定(選択)する項目がふたつだけある。
▼「CHOOSE OS」で「Recalbox」を選択。
▼「CHOOSE STORAGE」で書き込むmicroSDカードを選択。
容量は16GBもあれば十分、8GBでも動くはず。
ただ、最近では小さい容量のSDメモリの方が入手が難しくなってきた。
今回は手持ちの32GBを使う。
▼これで準備が整ったので「WRITE」で作成開始。
もう後戻りできないけど間違いないか?
▼毎度ドキドキしますが覚悟を決めて(ストレージを確認して)「YES」を押す。
毎度思う。「YES」と「NO」の位置がwindowsなんかと逆のような気がするのですが。
▼後は待つだけでブートイメージができる。超簡単。
▼待つといってもそれほどかからず完了メッセージが表示される。
必要なファイルの準備
「RetroPie」と同じようにSSH接続でwindowsパソコンからファイル転送しようと考えた。
そこで機能をオンにしなければとメニューを探しまくったけどどこにもSSH機能をオンする項目が見当たらない。
もしかして設定不要なのか?
常にSSHオン状態でウェルカムなのか?
windowsマシンから「WinSCP」で接続してみるためにIPアドレスを確認する。
▼「MAIN MENU」「NETWORK SETTING」
▼表示された画面でIPアドレスが確認できるのでメモしておく。
▼windowsで「WinSCP」を起動。
▼「WinSCP」の導入方法は「RetroPie」のときと同じなのでまだの方はコチラの記事をご参照ください。
▼メニューより「セッション」「新しいセッション」「新しいサイト」。
ホスト名には先程確認したIPアドレス、ユーザー名「root」、パスワード「recalboxroot」。
ログインしてみると。
すんなり接続できた、「Recalbox」ではデフォルトでSSH有効なのか。
無事接続できたのでBIOSROMなどを既定のフォルダに入れておく。
▼X68000のBIOSは「/recalbox/share/bios/keropi/」があるのでそこに。
入れようと思ったらすでに先客がいた。
「iplrom.dat」と「cgrom.dat」あらかじめ用意してあるようだ。
▼X1のBIOSは「/recalbox/share/bios/xmil/」があるのでそこに放り込む。
コチラは空っぽなので実機から吸い出したものを入れる。
あとはフロッピーのイメージをromsフォルダ下の機種名のところに入れておけばOK。
以上で全ての準備が整ったので実際にエミュレータを動かして確認してみます。
動作確認
どちらも問題なく動くとは思うので「X1」から。
まずはいつもの「ゼビウス」。
画面はジャストサイズ、いい感じ。
スクロール画面を見てみる。
ん!?
やっぱり先日の「RetroPie」の時に指摘したけど表示画面に差がある。
「Recalbox」の方が綺麗に見えるしオリジナルに近い気がする。
ちょっと同じようなシーンで比較してみたいですね。
▼「RetriPie X1 XEVIOUS」
▼「Recalbox X1 XEVIOUS」
動画から静止画に変換したからわかりにくいかもしれないけど肉眼で明らかに差がある。
「Recalbox」の方が断然綺麗なんだが。
どちらもフロントエンドだからコアは共通だと思っていたけど何かしら差があるようですね。
X1に限って言えば断然「Recalbox」を選ぶな、これは。
次は「ハイドライド」を。
こちらも違和感なしで素晴らしい再現性です。
「ロマンシア」も見てみますね。
いいですね、いいですねー。
独特なクセのある操作性も。
「X1」に関しては「Recalbox」が最高でした。
次は「X68000」を。「X1」は明らかな差があったのですが「X68000」はどうでしょうか。
いつも見慣れてる「ゼビウス」。
「X68000」に関してはフロントエンドの違いが全然判らない、気になるところは無い。
画面も音も操作性も違和感なし。
少し処理の重たい「バラデューク」は。
うーん。これは微妙。
サウンドに少しもたつきがあるかな?
ただ、ボス戦も操作に支障が出るような処理落ちなんかは無い。
処理速度に関しては「RetroPie」も「Recalbox」もほぼ同じなんじゃないかと思った。
「RetroPie」「Recalbox」ともに「R-TYPE」のオープニングサウンドの遅れが同じように感じられたので「X68000」に関してはどちらが優れているということは無さそう。
ただ「X1」の表示画面に明らかな差があったのでシャープのレトロパソコン好きが導入するなら「Recalbox」に決まりかな。
今回は以上です。
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