コンシューマゲーム機の歴史~1986年発売~

懐かしのゲーム機

1986年に発売された家庭用ゲーム機

1980年代に登場したカートリッジ交換すればいろいろなゲームを楽しめる家庭用ゲーム機。

エポック社、任天堂、セガ、バンダイ、カシオ計算機、学研などをはじめ、各社から競うように個性的なゲーム機が登場しました。

中でも任天堂から1983年に登場した「ファミリーコンピュータ」は、性能もゲームカセットも他社のそれとは一線を画し、爆発的ヒット商品となります。

ファミコンのヒット後もエポック社とセガから後継機が登場しましたが、ゲームソフトで一歩リードしたファミコンには到底追いつくことはできませんでした。

そしてついに1986年には新たなゲーム機は登場しなくなります。

この年発売されて話題をさらったのがファミコン用のディスクシステム。

当時一般家庭向けにパソコンが普及しはじめており、その記憶媒体として一般的だった磁気記憶装置「フロッピーディスク」。

その中でも扱いやすいクイックディスクをベースとしたディスクシステムがファミコンの周辺機器として登場します。

ディスクシステム最大特徴が

・ゲームソフトをお店で書き換えて繰り返し使うことができる。

これにより小学生たちのわずかなお小遣いでもたくさんのゲームを楽しめるようになりました。

ディスクシステムさえあればわずか500円でゲームを手に入れることができる。

本当に画期的なシステムでした。

ファミリーコンピュータディスクシステム

メーカー:任天堂
発売日:1986年2月21日
価格:15,000円
販売台数:400万台以上
ソフトウェア発売数:199タイトル
代表作品:ゼルダの伝説、スーパーマリオ2

ディスクシステムはゲーム機本体ではなく、ファミコンの周辺機器。

ファミコンのゲームROMカートリッジの代わりにRAMアダプタを挿して、磁気ディスクからゲームを読み込んでプレイすることができる。

ディスクとして採用されたメディアは「クイックディスク」。

これはシャープの家庭用パソコン「MZ-1500」にも採用されたメディアで、シーケンシャルな読み書きができるシステムであった。

ディスクカードの容量は両面で896キロビット(112キロバイト)で、当時のロムカセットの約3倍の容量を持っていた。

おまけにゲームデータのセーブもできる。

ゲームのコンティニューは復活の呪文(パスワード)を使っていたROMカートリッジと比べても画期的な進化だった。

このディスクシステムの登場により、ゼルダの伝説やリンクの冒険などの名作RPGも誕生する。

また、ゲームソフトの価格もROMカートリッジに比べ安価だった。

そのうえ、発売から時期が経過したゲームはより安価に書き換えをすることができた。

ゲームをお小遣いで買っていた当時の小中学生にとって、ディスクシステムはとてもありがたい存在だった。

ROMカートリッジが大容量になり、バッテリバックアップによるゲームデータの保存ができるようになり、次第に優位性はなくなってゆくものの、ディスクゲームから数多くの
名作が誕生した。

ディスクシステムで発売されたゲーム

【ゼルダの伝説】

ディスクシステムのローンチタイトルとしてハードと同時発売された「ゼルダの伝説」。

任天堂を代表する人気ロールプレイングゲームとなる。

フィールド上で剣を振ったりナイフを投げたりといったアクションができるアクションロールプレイングである。

【スーパーマリオブラザーズ2】

ディスクシステム用に初代作品を一新して発売されたご存じスーパーマリオの第2作。

横スクロールのアクションゲームという内容は同じだが難易度はスーパーマリオ史上最も高いといわれている。

ディスクライターでの書き換え回数はいちばん多かったゲームソフト。

【バレーボール】

任天堂から発売されたバレーボールのスポーツゲーム。

コントローラでボールのコースを制御できるため、駆け引きがおもしろく対人プレイが熱かった。

ディスクライターでの書き換え回数はマリオ2に次いで第2位だったゲームソフト。

【悪魔城ドラキュラ】

コナミから発売された大人気ホラーアクションゲーム。

コナミがディスクシステムに参入した第1弾ソフト。

ファミコンのゲームとしては珍しくキャラクタがリアルで背景もよく描き込まれた作品。

【リンクの冒険】

大人気だった「ゼルダの伝説」の続編にあたるアクションRPG。

マップ画面とアクション画面は別になっており、よりアクション要素が強くなっている。

ディスクライターでの書き換え回数はマリオ2に次いで第4位だったゲームソフト。

【 SDガンダムワールド ガチャポン戦士 スクランブルウォーズ】

バンダイから発売されたSDガンダムシリーズ第1作品のウォー・シミュレーションゲーム。

当時のファミコンではコンピュータの思考時間が長くなり、相手のターンで10分以上待たされることもあった。

ディスクシステムならではのマップコレクションも後に発売されている。

ツインファミコン

メーカー:シャープ
発売日:1986年7月1日
価格:32,000円

ファミコンとディスクシステムが一体型になった「ツインファミコン」。

任天堂ではなくシャープから公認のファミコン互換機として登場。

ツインファミコンではコンポジットビデオ出力が標準搭載されており、本家ファミコンよりも鮮明な画像でプレイすることができた。

本体価格は32,000円で、ファミコン+ディスクシステムの29,800円よりも少しだけ高い価格設定となっていた。

なんにしても、1986年はファミコンディスクシステムの年でした。

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