2年ほど前に購入して毎日使っているサブノート、ASUSの「ZenBook13 UX331UN」。
CPUは「Core i5」、モバイルノートなのにGPU「MX150」を搭載しているちょっとイケてるノートなのです。

薄くて軽くてそこそこの処理能力がありバッテリー長持ち、まあ不満なく使っているのですが。
数か月ほど前からでしょうか、空冷ファンからカラカラと異音が出るようになってうるさくて仕方がない。
ベアリングからの異音というわけではなく、ファンの羽がどこかにこすれているような周期異音。
ファンの異音以外はまだまだ余裕の現役スペックなので修理することにしました。
ネットで型番のファンを検索。
「UX331 ファン」
唯一、某国のネット通販サイトで取り扱いがあるようです。
価格は送料無料で約4000円、入手困難な部品なのでうれしい価格設定です。

しかも送料無料だなんて。どうなってるんだ?
早速ポチる。
約2週間で手元に届きました。

▲外装は比較的丈夫な黒いビニール袋。
▼中身はいつもの材質薄めの段ボール箱。

▼商品は意外としっかり守られてる感じで。

▼この形状は間違いない、UX331のファンだ。

手元に来るまでは不安だったけど、4000円ドブに捨てなくて済んでよかった。
ということで早速交換していきます。
「ZenBook UX331UN」のファンにアクセスするには底カバーを外していきます。
▼周囲のネジを取り外す。※ネジは小さなトルクスネジ(星形)なので専用工具が必要

▼周囲のネジが外せたら底のゴム足ふたつを穿り出す。

▼するとそれぞれの窪みにネジが見えるので外す。これはプラスネジ。

全てのネジが外れたら底のカバーを外せる。
▼傷をつけないように樹脂製の工具などを角から挿し込んで浮かせていくといい。

▼底カバーを外せた。

▼間違いなく交換用のファンだ。(まだ疑ってた)

ファンは金属のヒートシンクとセットになっているのでヒートシンクごと外す。
▼周囲のネジを外していく。

▼ネジが外せたらヒートシンクを取り外すことができる。

▼その前にファンのケーブルコネクタを外しておく。

小さなコネクタなので壊さないように慎重に左右をコジると外せる。
コネクタを抜いたらヒートシンクを外す。
ヒートシンクは耐熱グリスでCPUとGPUに密着しているので簡単には取れないこともある。
余談になるけど折角ヒートシンクを外すので耐熱グリスも交換してしまうといい。
耐熱グリスは乾くと熱伝達効果が小さくなるので定期的に交換するようにしている。
今更ですがファン交換作業に今回使用した工具など。

耐熱グリスは「シミオシ OC Master SMZ-01R」を常備して愛用している。
▼ヒートシンクを外すと左右のプレートに耐熱グリスがしっかり塗ってあるのがわかる。

2か月ほど前に交換したばかりなのでまだまだ新鮮だ。
▼がしかし、せっかく外したのでまた新しく塗り直すため洗浄剤で綺麗に掃除した。

▼GPUと。

▼CPUも。

古い耐熱グリスを拭き取ってクリーニングしておく。
▼新しいグリスを多めに塗って。

▼GPUにも。

▼冷却ファンを入れ替えて位置決めしたら慎重にネジ止めする。

▼ファンのコネクタを挿し忘れないように。

▼バラしたのと逆順に組み立てて交換作業終了。

当然ですがすごく静かになりました。
交換前は余りにもうるさいので新しいPCに変えようかと検討中でしたが、新調するのはもう少し先延ばしにします。
今回は以上です。



コメント
所有しているUX331Uが同じ様にファンが唸るようになったので手順が完璧に書かれていて非常に役に立ちました。
いまではYahooShopやAmazonで購入できるようになったので国内通販のみで修理できました。
購入したファンに微妙にずれがあったのかファンと裏蓋の2つねじが刺さらなくなりましたがPCが再度使えるようになり満足です。
参考になる記事を作成していただきありがとうございました。